君を探して三千里【マッシュル-MASHLE-】

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『もしかして、貴方がレモンちゃんを…？』







「レモン？？あぁ、あの女のことっスか？」
「いや〜あの女弱くて捕まえるのちょー簡単でしたよ！」









こんな女にレモンちゃんを貶されてる






それがどうしても許せない












レモンちゃんは……











「マッシュ君に早く伝えられるといいですね！」



「お義姉さんですね！」



「大丈夫ですか？」











レモンちゃんはこんな私の






優しくて






かわいい








大切な友達







『ふざけるな…』



「え？なんスか？」









『ふざけるなって言ってるの！！！』





「はぁ？急になんスか」

「威勢だけはいいんでスから…」





『うるさい。貴方には絶対に負けないから』





「ははっ！やってみてくださいよ！！」







『“クレマチス”！！』




クレマチスが彼女に向かって行く




「だーかーらー、そんなのアタシには効かないって！」






「”ライトニング・レイ“！！」




『ッく、』





攻撃をもろに受ける。けど、それでもいい









『私の狙いはそこじゃない、“ロベリア”』




「なッ！いつの間に！！」





毒によって足が動けなくなり、地面にへたり込む彼女に近づく




『さっきの茨、貴方雷で粉々にしたでしょ？あの茨には毒が含まれてたの』
『その粉々になった茨が少しでも触れれば、魔法は発動する』






「こんな毒！！」




毒に抗って立とうとする彼女にAは冷たい視線を送る





『今は抗えてるかもしれないけど、その毒はどんどん身体を蝕む。後10分もすれば貴方の身体は完全に麻痺して動かない』





「うそ、こんな魔力の少ないヤツにアタシが負けるなんてあり得ない！！」







『それは貴方がそう思いこんでるだけだよ』

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