君を探して三千里【マッシュル-MASHLE-】

私と電気使いの彼女 ページ24

ドットくんに近づこうとして一歩足を踏み出すと地面が沼のようになる




「な、なんだこりゃ」

「地面に飲み込まれて！！」




「この子だけは。この子だけはぁ」



『なんかねちょねちょしてて気持ち悪い……』



「これは俺たちをもう逃がさないという敵の意志……」







沼のようなものの中から落ちると下は地面…




や、やばい！！ぶつかる！



『”メイストーム“！』




『よかった…地面とぶつかったら大怪我じゃ済まないよ』




魔法を使い着地する





「地面とぶつかってくれた方が楽でよかったんでスけどねェ」



広い空間にある一本の通路から金髪の女の子が




『誰？貴方』





「アタシは第四魔牙、エレカ・クローザ。アンタの名前も一応聞いといてやりまスよ」




『私はA・ラナンキュラス』




「あぁ、あのキノコ頭くんのお姉チャンっスね。有名なんスよ〜？




悪い意味で！」

「”ライトニング・レイ“！」



急に攻撃を仕掛けてくる






『…！”ブローディア“！！』

『急に攻撃を仕掛けるなんて、卑怯じゃない？』



魔法で雷撃を防ぐ



「油断してたのはそっちなんでスからいちゃもんつけないでくださいよ〜」


「そもそもアタシはアンタを成敗しに来たんですから」





『なら、私も容赦はしないから！』

『“デンファレ”』



デンファレを使い、クレマチスとロベリアを使おうとするが




「“ミニマム・ライトニング”」

「そんな弱っちぃ魔法が効く訳ないじゃないっスか」




小さい雷の塊によって相殺されてしまう





『っつ、』
『(ダメだ、私の魔法は攻撃向けじゃない…このままじゃ一方的に攻撃を受けるだけ…！)』






どうしよう。魔力制限を解放するしか…けど、まだ調節が難しい


最悪の場合。相手を殺しちゃうかも……





「なんでスか？もう終わりなんでスか？」
「あのキノコ頭君のお姉チャンってぐらいなんだからもっと強いと思ってたんでスけどね」






「あの女といいアンタといい、女はやっぱりみんな雑魚ばっかでつまんない！」




あの女…？

レモンちゃんのことを言ってるの？あの子は

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