君を探して三千里【マッシュル-MASHLE-】

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「静かにしろお前達」




「今回はアドラとレアンによる合同課外授業を行う。報酬は銅か銀のコインだ」

「気を引き締めるよう」








「課題内容は森サソリ退治だ。森サソリにある額の石を取ってこい。銅のコインに相当する森サソリが殆どだが、中には銀のコインに相当する強さの森サソリがいる」
「見分け方は簡単だ、額の石が四角いと銀相当だ。並の魔法使いじゃ十中八九歯が立たない。が、それを成し遂げてこその我イーストンだ」


「くれぐれも死なないよう」




死ぬほど危険って事…？






「それでは順次森に入って行くように」






先生の合図により生徒は次々歩き出す。



私も遅れないように早く行かなきゃ！






そう気を張っていた私はマッシュが先輩に喧嘩を売られたことに気づけなかった







あれ？もしかして置いて来ちゃった…？




探さなきゃ！


と思った瞬間に女の子の悲鳴






マッシュを探しに行きたいところだけどあんな悲鳴を無視して行けないよ……




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私が現地に着くとそこには倒れているドットくんが





バレないようにドットくんの後ろに周る



本当は今すぐマッシュの助太刀に入りたいけどお父様の命令が……





『ドットくん…ごめんね。すぐに来れなくて…』




「貴方は…」




『喋らなくていいよ。すぐ治すからね』


『フリージア』





「すげぇ…さっきのが嘘みてぇに治った」



『それが私の固有魔法だからね』




「ならもう一回…！」








もう殆ど魔力も体力も残ってないのに…？




『行かないで、ドットくんはもう充分頑張ったよ。だからもういいよ、休んでも』




「ちゅき………」










先輩がマッシュに負けた途端に女の人は泣き真似をした



「ごめんなさい……。全部彼の指示なんです…怖くて、逆らえなくて…」


「本当にごめんなさい。最低ですよね…私」





『ごめんマッシュ、ここだけは私に任せてほしい』



小声で話かける



「姉ちゃん、分かった」










『そうだったんですね、可哀想に……』















『なんて言うわけないでしょ！！』



予め手に持ってた杖で女の人の頭をぶん殴る




『これに懲りたらもう悪さなんてしないこと。もしまたやったら次はもっと酷いことします』





『それじゃあ』















マッシュに対して色仕掛けをしようとした女の人を退治できて私は満足な気持ちだった




(作者は戦闘シーン苦手なのでちょっと飛ばしちゃいました…)

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