君を探して三千里【マッシュル-MASHLE-】

君と私の出会い ページ2

また諦めきれずに君を探しに行く








今日は街に行こう。もしかしたらいるかもしれないからね




そんな淡い希望を抱いてずっと探してきたが一向に見つかる気配はない




けど、無理だ。なんて言えるはずもなく毎日のように探しに出かける















なんだかあっちが騒がしい。行ってみようか





どうやらあざのない少年がいるらしい







あざのない少年…

あの子と一緒








初めて見つけた共通点の一致する子



どこかに行く前に一目でも見たい




『すみません』




人をかき分けながらズンズン進む










その少年を見た瞬間に溢れてくる思い



あの少年はきっとあの子だ



名前も知らない、顔も知らない。けど、私の大切な弟



やっと会えたね





少しでも話したい


『ねぇ、君』
『名前は？』


「？誰ですか」


『あぁ、ごめんなさい。私はA』


「僕はマッシュ・バーンデッド」


『そう、マッシュ…いい名前ね』
『そろそろ行かなきゃ、またねマッシュ』










マッシュ…か、いい名前を貰ったね



















余韻に浸りつつ帰路に着く



私はイーストン魔法学校に通わなければならない。

もしかしたらそこで会えるかも。確証はないけどそう思う









大好きだよ。私のかわいい弟

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