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課題4 ページ5

目を開けた。寝惚けながらも、目の前の景色がいつも目覚める時とは違っていることを認識する。





『ん……?』


ふと背中に感じる温度。そして嗅ぎ慣れた匂い。






……あぁ、そうか。昨日は杏の部屋でそのまま寝てしまったのか。






暑いはずなのに、ここから離れたくない。2人で寝るのなんて何年ぶりだろう。まだ起きたくないなぁ……





『きょう……』

「……ん…………おはよう」

『おはよう。すまない、あのまま寝てしまった』

「いや……俺も運ぼうと思えば運べた」

『そうか……』

「……起きないのか?」

『うん?……うん……ずっとこうしてたいんだ……』

「……そうだな」



時計は5時半を指している。起きないと……





『しょうがないな……杏も起きよう』

「ああ」





着替え、朝食も作り、身支度を整え









「『行ってきます!』」





さあ、新学期スタートだ。









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



「おはようございます!」

『おはようございます』



「はよ〜」

「おはよう2人共。今日も元気ね〜」

「はよ」


席に着いて深呼吸。





『うむ!今日から頑張るぞ!』

「気合い入れか?」

『そうだ!』

「ホント派手に熱心だな〜」

『そうか!宇髄も頑張ろう』

「おー」




「んじゃ行くかァ。始業式」



立ち上がった不死川に着いていくように職員室を出て体育館に向かった。









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「────────。それじゃあ、今日からまた楽しく過ごしていこうね」




「校長先生ありがとうございました。それでは、1年生から教室に戻ってホームルームになります」





「煉獄ー」

『ん?』

「今日食堂行こうぜ」

『構わないが』

「雛鶴がお前にアイデア貰いたいんだってよ」

『!そうか。なら行かないとな。杏寿郎も誘っていいか?』

「好きにしろー」


雛鶴さんの料理か……今日は弁当も少し少ないし、丁度いいな。何か頼もう。


「二限は授業無しかァ」

『おぉ不死川』

「暇だ」

「俺も。授業あんの明日だぜ?今日来る必要無かっただろ」

『私は……確か三限が3年だったな。不死川は?』

「三限1年だ」

『となると確かに美術は後回しになりそうだな。選択科目だし』

「ひで〜……俺準備室に籠るからな」

『地味じゃないか?』

「んじゃ爆破」←

「やめろォ」

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作者名:すみた先生 | 作成日時:2021年4月29日 9時

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