煉獄家長女、教えます。参【キメツ学園】 (ページ23)

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番外編続きページ23

「そう！そのままでお願いします！」

目の前でスマホを構える蜜璃。

お腹に回された逞しい腕、肩に乗っかる顎。

目が死んでいるだろう私←

『お前酔っているな……』

「気にするな！いつもの事だろう！」

「おいもっと良い顔しろよ嘉柳〜」

「煉獄、もう少し左だ」

「おいコップ危ねぇぞォ」

「撮るなら少し綺麗にした方がいいな」

「煉獄、大学芋をもらっていいか」←

『何故みんなそんなに乗り気なんだ……』

「こんなの飲みの席でしか出来ねぇだろー」

「甘露寺の為」

「……面白そうだしな」

『君達が私を嫌いなのは分かった』←

「嘉柳ちゃんこっち向いてー！取りますよ！……はいチーズ！」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「そう怒るな」

『怒ってない』

「……そんなに嫌だったか？」

隣で眉間に皺を寄せて歩くカヤの顔を覗き込んだ。カヤはそっぽを向いてしまった。

『……気を許している仲間とは言え、外でイチャイチャだのラブラブだのとは言われたくない』

「そうか……」

やはり無理を強いてしまったか……よもやよもやだ……

「すまなかった。軽んじてしまった」

『……違う』

「む？」

口をとんがらせて拗ねたように言ったカヤ。

『……嫌なんじゃない。恥ずかしいし……その、……お前が私に向ける顔を見せたくない』

「……そ、そうか。

……」ﾀﾌﾟﾀﾌﾟ

杏寿郎宇髄、カヤがデレた時はどうすればいい?

ｼｭｺｯ

天元惚けてんなら殺すぞ

「よもや……」

こちらは素直に聞いているというのに←

『杏寿郎……？』

「ああすまない！俺も少し考えが浅かった！すまない！」

『……いや、いい。蜜璃の頼みも聞いてやるべきだったしな』

頼む、誰かこういう時の対処法を教えてくれ←

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急に番外編ぶっ込んですみません……

私事ではあるんですが、6月28日は私の誕生日でして……ちょっと書きたくなったので、自分へのプレゼントとして書かせていただきました。