課題13 ページ14
「嘉柳ー!!」
『うわっ!……宇髄か。おはよう』
「悪かったなぁ1人にさせてよぉ……」
『う、うむ……その前に宇髄……始業前とはいえここは学校だから抱き着くのはやめてくれ』
「だってまたお前1人にさせちまう……」
『大丈夫だ。君がそう思ってくれるだけで十分だよ』
「うむ!そろそろ離れてもらおうか!」
「元気だなァおめェらはよォ」
『不死川!』
「今日は早いな。何かあんのか」
『いや、早めに来てコーヒーでも飲もうかと思った』
「そうかィ。んじゃ淹れてくっから待ってな」
『自分でやるぞ?』
「お前はまずその筋肉ダルマをどうにかしろ」
幸い職員室には4人しかおらず、気兼ねなく話せそうだ。
『……宇髄、昨日はすまなかった。気を悪くしただろう』
「いや謝んのは俺の方だ。悪かった」
……ここは素直に受け取るべきか。
『うん。私の方こそ何も言わないで悪かった』
「……俺は生徒を好きにはならねぇからな」
『?』
「絶対、何が何でもお前んとこに戻る。だから心配すんな」
『!……なるほど。それは安心だな』
「終わったかー?」
『ありがとう不死川。君と伊黒のおかげでこの通りだ』
「ったく面倒かけやがって……」
『すまない……』
「謝んのは癖かァ?こういう時はなァ、"ありがとう"でいいんだよ。それで終わりだ」
『……ありがとう』
「おう」
「不死川、コーヒーはもう少し長めに淹れないと美味くならないぞ」
「……あ?」
「大丈夫か煉獄」
『大丈夫だ。ありがとう冨岡』
「そうか。ならいい。
不死川、俺にもコーヒーをくれ」←
「〜ッ
テメェなんでいんだよ!!!」
「?さっきからいたが」
「近寄んな!!」←
「高血圧なのか?」←
「違ェわ!!」
「……ふむ」
『うーん……』
「『宇髄、頼んだ』」←
「お前ら酷いね」
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作者名:すみた先生 | 作成日時:2021年4月29日 9時