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課題1 ページ2

「疲れは取れたかな」




『はい!もう充分すぎるほど』

「ありがとうございました!このような計画を立てていただき。明日からまた頑張れそうだ!」




「この度はご利用ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております」



旅館の人に何度も礼を言いながら、私達はバスに乗って群馬を後にした。









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈









「ほんっっとうに似てますねぇ……」


後ろの席を首だけ回して覗き込んだ金内が言った。



「ホントね〜寝てると見分けつかないわ」


俺の前の席で2人並んで寝ている双子。……違う点と言えば髪型くらいか。


「そういえば2人の高校エピソードだけは聞いた事無かったわね」

胡蝶先生もキメツ学園のOG、宇髄の一個上だったから双子とは被らなかった。



「宇髄くんは2人と幼馴染だったわね」

「まあ、はい。親同士が仲良かったらしいんで」

「高校の時から2人ってああなの?」

「ガキの頃から変わってねぇなあ。……いや、こいつは変わってますけど」


宇髄は親指で片方を示した。



「確かにこっちは変わったなァ」

「だろ?

今はこっちのシスコン野郎がうるせぇけど、昔はどっちかってーとこいつの方がうるさかった気がする」


「え、そうなんですか?」

「小中高一貫だったから学校でのこいつらは多分俺より3人の方が知ってんじゃねえか?」

「学校でも外でも変わんねェだろこいつらは。

毎時間一緒にいて、喧嘩したとこなんか見たことねェし」


「喧嘩したことないんですか?」

「少なくとも俺が見た中ではな。そこら辺はどうなんだよ」


「んー……俺も見たことねえ。喧嘩する以前に相手にムカつくってのが無いらしいぜ」

「私はよくしのぶに怒られるけど……」

「私も姉と喧嘩はしたことありますよ」


俺もよく喧嘩する。主に親父と←



「嫉妬心剥き出しにはしてるくせに、何故か喧嘩には発展しないんだよな」

「あーそうそう。こいつが今みたいになったのって俺が卒業する時か」

「あァ。もう自分の世話役が居ねェからガキみてえなことはやめるっつってた」

「世話役ならお前がいたのにな」

「俺は世話役じゃねェ」



「じゃあ嘉柳先生は宇髄先生のおかげで成長したって感じですか?」

「そうなるなァ」

「普段凄いしっかりしてるから、なんか意外ですね……」

「今度飲み行ってみれば分かる。こいつ、酔えばめっちゃガキ」


寝てる間に個人情報晒されてるこいつらに同情した←

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作者名:すみた先生 | 作成日時:2021年4月29日 9時

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