煉獄家長女、教えます。弐【キメツ学園】

問題48 ページ50

『はぁ〜……』



最っ高に気持ち良かった。



ホクホクの体を冷まさないうちに部屋に戻ろう。









「……あ」

『お』




向かい側の男湯の方から出てきたのは







『君達もギリギリまで入っていたのか』

「おう」

「……」

『？大丈夫か冨岡。顔が赤いが……ぼーっとしてるようだな』

「逆上せたんだと。全然上がんねえから俺も付き合ってやったんだ」

『なるほど。冨岡、歩けるか？』

「……あぁ」



フラフラとしてはいるものの、全く歩けない訳では無いらしい。


『……そうだ。冨岡、水を飲むといい。ほら』


手に持っていたペットボトルを差し出した。


『さっきそこで買ったばかりだから安心していい』

「……ああ」

「ここに来ても変わんねーなお前は」

『む？』

「もうちょい気ぃ抜けばって思ったけど……それが素だったな」

『素……あぁなるほど。

確かに公私はちゃんと分けるが、人助けは人として基本だろう？私はこういう性分だ、君なら分かるだろ』

「おー知ってる。昔っから派手に正義感強い奴だからな」



『どうだ冨岡、少しは楽になったかい？』

「ああ。感謝する」

『良いんだよ』


先程よりさっぱりした様子の冨岡は、スタスタと歩いてエレベーターに乗って行った。



「……ったく付き合ってやったのに置いてくとか地味な奴」

『まぁまぁ。私もそろそろ戻る』

「俺も。……つかよ」

『ん？』



「髪結んでないお前ってなんかエ『ということで続編だ！！』……はい？」←





『続編では夏も終わりに近付き文化祭！』

「ちょっと待て。お前どこに向かって喋ってんだ」

『気にするな！←



相変わらずキメツ学園のドタバタは止まらない！私の苦労を描いたものになるだろう！←

笑いあり涙あり！そんな日常をお届けする！




【煉獄家長女】をよろしくお願いします！』









「夜なんだから静かにしろよ」←

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