煉獄家長女、教えます。弐【キメツ学園】

問題46 ページ48

「良かったんですかね置いてきて……」

『良いんだよ。あそこはあそこで楽しいんだから』



まだ酒を飲んでいる男性陣から抜け、私達は部屋に戻った。





『それより！お風呂！行きましょう！』


「そうね〜」

「酔い醒ましにもいいかもしれませんね」

「行きますか」




今は8時半だし、貸切期限までまだ時間がある。ゆっくり入れそうだ。









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

脱衣場にて。







「か、嘉柳先生………」

『ん？』


何やら焦った声を出す美月先生。


「ぁ、いやその…………」

『え？な、何か変なところでも……？』

「いえ全然！！……寧ろその逆と言いますか……」

『逆？』




「スタイル良すぎませんか……！？」






『……ハイ？』



「確かにそうね〜」

「教師とは思えないスタイルですね…」


『んん？』





まぁ確かに最近体重を落としたりはしたが……言う程かな？



「いつもスラッとしててかっこいいなとは思ってましたが……」

「スレンダーって良いわね〜私なんか余計なところにお肉付いちゃって」

「私もです」



いやいやいや……というか





『私からしたら皆さんの方が凄いんですが……！？』




3人ともナイスバディ……いやいや、私が変態みたいではないか。やめよう。



『って、そんな事いいんで早く入りませんか？』


「そ、そうですね……風邪引いちゃいますもんね」

「嘉柳先生きっとびっくりするわよ。夜景が綺麗で」

「多分今でしたらさっきより綺麗かと」

『そうなんですね……楽しみです！』



同僚とのこういった付き合いも、悪いものでは無いな。

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