検索窓
今日:16 hit、昨日:1 hit、合計:2,959 hit

問題28 ページ30

食べ終わり、片付けて戻ったら……






『……何故』




2人揃って寝ていた←



子供かよ。食べたら寝るとは……





しかしエアコン付けっぱなしでは良くないな。乾燥するし、体も冷える。


強にしていたエアコンを弱にし、2人に薄いタオルを掛けた。

『……うん。………』



眠っている2人を見たら、私まで目蓋が重くなってきた。






┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



……ん……?あれ、寝ちまってたか……





「スゥー……スゥー……」

『スゥ……スゥ……』



「フハッ……」

派手に双子らしく寝てんじゃねえか。



「……ん?何だこれ」


体を起こした時にハラリと落ちたタオルケット。


「……お前か」


煉獄の隣で寝息を立てる嘉柳の頭を撫ぜた。これくらいは許せよ煉獄。



ホント、お前らは昔っから何一つ変わってねぇ。ガキの頃からお互いが一番で、いっつも手繋いで並んで歩いてた。俺はその様子を少し後ろで見守ってた。親同士が仲良いからか俺がこいつらのお目付け役になっちまってよ。



「少しは俺の事も見ろってんだ」


さっきの話、内心気分悪かった。嘉柳が好きなら嘉柳の行動も好きでいてやれよって思った。まぁ俺様は寛容だから、嘉柳が片割れと居ようが片割れの話しかしなかろうが全部受け入れるけどな。俺は煉獄も嫌いじゃねえし。手のかかる弟って認識だ。



『見てるさ』

「っ!?……んだよ、起きてたのか」

『君が笑ったあたりで起きた』

「そうかよ」


フワフワの髪から手を離……そうとしたら掴まれた。


「どした」

『もう少し撫でてくれないか。君の手も悪くない』

「……地味に素直じゃねえな。"良い"って言えばいいのに」

『一番良いのは杏寿郎と母上だからな。君にはまだ早い』

「嫌味な奴だな」

『どうとでも言え』

「へーへー」


まだ離さなくてもいいことに少し嬉しさを感じながらも、珍しいお強請りに俺は全力で応えるのみだった。




『今は何時だ?』

「あ?あー……4時50分」

『そうか……君は帰らなくてもいいのか?』

「どうせ一人暮らしだし、帰っても誰もいねえ」

『なら夕食も食べていくといい』


目を閉じながら言う嘉柳。


「良かねぇだろ。3人とも帰ってくんだろ」

『3人も喜ぶ。君とは仲がいいし、千も懐いているからな』

「んん………お前らがいいなら、別に良いけどよ」

『そうか。良かった。5時になったら教えてくれ、買い出しに行く』

「りょーかい」

あと10分が長けりゃいいのにな。

問題29→←問題27



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , キメツ学園 , 長女
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

すみた先生(プロフ) - 星猫さん» ありすぎて文字数足りないので、次話で答えさせていただきます!質問コメントありがとうございます!! (2021年3月27日 17時) (レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月27日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すみた先生 | 作成日時:2021年1月27日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。