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問題27 ページ29

「で、誰なんだよ」

『まだ聞きたいか……』




普通に昼ご飯を楽しみたいだけなんだが。……まぁゴシップ好きの天元からしたら私のは格好の的か。



『実弥「じゃねえよな?」話は最後まで聞け。



私が付き合っていたのは実弥と義勇と小芭内と同学年、まぁつまり1つ年上の人だ』

「名前は」

『……〇〇〇〇』

「……ほーん」

『なんだその反応は』

「いや?俺の知ってる奴だし、なんなら話したことある奴だったから後でちょっと会いに行こうかなって思っただけだ」

『……』

「問題ない!話なら俺が以前した!」

『あれはしつこ過ぎだよ』


毎日教室に通い詰めて、挙句実弥につまみ出される始末だった。


「なんで別れたんだ?……いや、なんで付き合ったんだ?」


『うーん……初めのうちは断ったんだが、中々諦めてくれなくてな』

「往生際が悪いと俺は言ったんだ!だが聞く耳を持っていなかった」

『何回目だったかな……多分20回目くらいに断るのが面倒臭くなってつい頷いてしまったんだ』

「お前……」


呆れ顔で見てくるが、仕方なかったんだあれは。何回も断られる彼も可哀想だったし。


『まぁ正直付き合ってこれと言ったことは無かったんだけどね』

「ほぼ俺といたからな」

『うん。私も彼は好きではなかったし、彼が勝手に冷めて別れようと言ってきたんだ』

「……クソ野郎だな」←

『どっちが?』

「どっちも」←


確かにあれは私も悪いところはあったな。


『君も分かるだろう?何回も断るのは疲れるし、かと言って仕方なく付き合ったらそれはそれで面倒だ』

「ま、まぁ……分かるけどよ」

『私はそんなに優しい人間ではないんだよ。最終的に杏寿郎のそばに居るのが落ち着くし、好きでもない奴と付き合うくらいなら君達と遊ぶ方が余っ程楽しい』

「へぇ〜」

『これで満足か?』

「おー満足満足。まぁお前は余っ程の人間じゃねえと続かねーわな。それこそこいつが認めねぇ限り」

『杏が?』

「俺はカヤが隣にいればそれで良い」

『でもお前も彼女いたよね?』←

「むっ!あれは仕方なくだ!!」

『分かってるよ。

私もお前も天元も、他人に本気にはなれないんだよね』

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すみた先生(プロフ) - 星猫さん» ありすぎて文字数足りないので、次話で答えさせていただきます!質問コメントありがとうございます!! (2021年3月27日 17時) (レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月27日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すみた先生 | 作成日時:2021年1月27日 21時

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