問題39 ページ41
『じゃあ行ってきます』
「少しの間任せっきりになってしまいますが」
「良いんですよ。楽しんできてください」
「『はいっ!』」
バッグを持って家を出る。どうやら校長先生はバスまで貸し切ってくれていて、運転手を雇って送迎してくれるそうだ。
本当に、金持ちはやることが違う←
決して貶している訳では無いぞ?とても有難い。
「全員揃ったね。じゃあ行こうか」
「よも……」
「そこ席変えてやれよ。煉獄がこの世の終わりみてェな顔してんぞ」←
バスでの席順は完全にランダム。どうせなら楽しい気分も出してみようと校長先生がくじ引きにした←
まぁその結果私の隣が宇髄になったのだから世話ない←
「もう無理ですー」
『杏寿郎、大人なら少しは我慢しないと』
「う、うむ……」
「それにしても、こういうのって修学旅行みたいで懐かしいですね」
「そうね。もうずっと前のことだからワクワクするわ」
あぁ……どうして私の前の席が美月先生とカナエ先生なんだ。とても混ざりたい←
「にしても校長先生、よく貸切に出来ましたね」
隣の宇髄が声を弾ませる。
「バス会社の社長とは友人でね。頼んだら快諾してくれたんだ」
「日々頑張ってくださっている皆様の為にと」
本当にこの2人は心が清らかだなぁ。お似合いで美しい。
「そうだ。
これから行く旅館の温泉も一定時間貸切にしているから、ゆっくり入ってね」
バス内が驚愕で溢れた。
「マジか……」
「さすが産屋敷校長先生だ…」
『悲鳴嶼先生、大丈夫かい?キツそうだが……』
「ああ、大丈夫だ。……うん」
『そうかい?なら良いんだけど』
「なー、俺の心配はしてくんねぇの?」
『は?』←
「誰がテメェの心配なんかすんだよ」
「宇髄、どこか悪いのか」
「話聞いてたか」←
1番後ろの5人席に悲鳴嶼先生、不死川、冨岡が座る。聞かずとも不死川と冨岡の間は1.5席空いているが←
『私もでかいからキツかったらすまないが、もう変えようが無い』
「知ってる。つか全然キツくねぇし」
『そうか』
「お前の隣は派手に居心地が良いし」
『そう…………か』
「その間はなんだよ」←
『気にするな』
「あ、もしかして照れてると『冗談は顔だけにしろ』俺の顔が冗談に見えんのかよ」←
「嘉柳!いつでも逃げてきていいぞ!」
『うん、お前の隣を陣取る奴がいるから無理だな』
言わずもがな伊黒だ←
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すみた先生(プロフ) - 星猫さん» ありすぎて文字数足りないので、次話で答えさせていただきます!質問コメントありがとうございます!! (2021年3月27日 17時) (レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月27日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:すみた先生 | 作成日時:2021年1月27日 21時