煉獄家長女、教えます。弐【キメツ学園】

問題10 ページ11

《さあ遂にラスト種目！






男女混合リレーです！！》





「っし、これで派手に生徒をぶち負かしてやろうぜ」



『教師の言葉ではないな』

「不穏」

「野蛮」

「ガキ」



「おい不死川聞こえたぞ」

「聞こえるように言った」

「……カナエせんせー、不死川先生がイジメてきますー」

「オイッ！」


「あらあら……揶揄いも程々にしてね。宇髄先生」

「はっ！？」

「フンっ」



『ほらほら。行くぞ〜』





宇髄と不死川の頭にチョップを入れて杏寿郎を呼ぶ。



男女混合リレー……その名の通り男女混合8名による、1人あたり100m(アンカーのみ200m)を走る、キメツ学園体育祭の最終種目であり大目玉。


もちろんこれにも教師チームが参加。


出るのは




『杏寿郎』

「うむ！」

『宇髄』

「おー」

『不死川』

「あァ」

『冨岡』

「……」

『美月先生』

「はい！」

『カナエ先生』

「ええ」

『松井先生』(モブ)

「うん」

『そして私だな。


よし！頑張ろう！』






《それでは、第1走者は位置についてください》




「あーカナエ先生！」

「やったー！カナエ先生とならいつもより速く走れそう！」

「ふふ、頑張りましょう」



チームT

第1走者 カナエ先生






《よーい……






スタート！！》






一気に走り出すランナー。全員運動部で、各組の精鋭。



『まぁ私達としても勝ちに行きたいからなぁ…』

「それにしても意外でしたね。カナエ先生って運動も出来たんですか」

待機組の私と美月先生は走りを見ながら話す。



『そうだねぇ……カナエ先生は妹も凄いから』

「しのぶさんとカナヲさんですね」

『しのぶの方は掛け持ちまでしているし』

「ですね……あ、次来ます」

『お。頑張ってくれよー？』









「ごめんなさい、少し遅くなってしまったわ」

「こっから巻き返します」





チームT



第2走者 不死川

問題11→←問題9

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す