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「採点終わっったぁ!」
テストの採点が終わった俺は自身のデスクで伸びをする。
プリントを机の上で整えてクリップで留め、引き出しへ入れた。
「
俺のクラスの副担任であるAさんは微笑んで言った。
「だからAさん、“らっだぁ”で良いですって」
「蒼山さんだって敬語ですよ」
いつもと変わらない会話をして俺は帰路に着いて行く。
「先上がりまーーす!」
俺は声を掛け職員室の扉を開けた。
しかし、
「お疲れ様でした」
Aさんの笑顔を見ると視界が暗くなり、眠りに付くように…俺は―――
―――――――――
次の相談者は…あ、Aさんだ。
Aさんはこの施設の障害者の1人。
今日はどうしたんだろうか。
「あ、
『ン、ワカタ』
内部通話で壊空にAさんが来る事を伝えると同時にAさんが相談室に入ってきた。
まだ呼んでないんだけど……また発作?
「
「どうしたの?」
「…なんでもない」
不思議な会話。やはり発作なのだろう。
するとにっこりとAさんは笑った。
―――俺はそのまま夢の中へ落ちていった。
―――――――――
Aさんが相談をしに来るらしい。
ガタッ
相談室前まで来たとき相談室の中から物音がした。
「ドウシタノッ?!」
扉を開けて中を見るとAさんがぼーっと立って、レウさんは椅子の上で目を閉じていた。
何があったんだ…?!
「…あ、
Aさんは俺を見るとまったりとした、何処か狂喜的な声色で言う。
直感的に発作を起こしている、と悟る。
雨音さんが無事なのかどうかも分からないのに。
「…Aサン、麦茶、飲モ」
まずは刺激を与えない様にして薬を飲ませなきゃ……
「せんせい、わたしね、みんなのことがだいじなの」
「……ン、分かってるヨ」
不思議な会話で発作が起こっている事が確実にわかる。
「なら、よかった」
笑いながらAさんは言った。
―――それを見て吸い込まれる様に、目を閉じてはいけない…そう思っても、俺の視界は閉ざされた。
―――――――――
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ナナ(咲海)(プロフ) - べるぎーさん» 1月13日…すみません!スランプで書けなくなってまして(言い訳)これから更新してきます!! (2021年3月26日 7時) (レス) id: 3f154df861 (このIDを非表示/違反報告)
べるぎー(プロフ) - ナナ(咲海)さん» はい! (2021年1月13日 22時) (レス) id: e666c375a5 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(咲海)(プロフ) - べるぎーさん» はい!!頑張ります!数年すれば私も今より上手くかけるようになるはず!!…支えになるように一生懸命頑張って書きますね!!蒸発する前になんとしてでも光に…べるぎーさん、これからは私とも支えあって行きましょう!! (2021年1月13日 22時) (レス) id: 3f154df861 (このIDを非表示/違反報告)
べるぎー(プロフ) - ナナ(咲海)さん» じゃあ豆乳メンタルの蒸発防ぎながら待ってます。頑張ってください (2021年1月13日 22時) (レス) id: e666c375a5 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(咲海)(プロフ) - 絶望的、ですか………光になれるよう頑張って小説かきます…べるぎーさんの支えになれれば…… (2021年1月13日 22時) (レス) id: 3f154df861 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リア友による合作企画参加者2名 x他2人 | 作者ホームページ:ないと思ったか!……ないんですよねぇ
作成日時:2021年1月13日 20時