treasureは、すぐそばに。② (ページ7)

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ヨシ「ヒョン〜？」

ヨシくんが声をかけながら家に入ると、リビングでうなだれているオッパがいた。

ヨシ「ヒョン、A連れて来ましたよ」

ヨシくんがそう言うと、ガバッと起き上がるヒョンソギオッパ。

ヒョンソク「A……」

ヨシ『ほら、ちゃんと謝り』

「……オッパ、さっきは酷いこと言ってごめんなさい……オッパは私を想って言ってくれてるって分かってたのに……」

ヒョンソク「いや……オッパもごめんね。Aのこと守らなきゃって思ってばっかりで、Aの気持ちをちゃんと聞いてなかったよ」

「うん……」

ヒョンソク「Aは、俺たちの大切な大切な女の子だから、つい言い過ぎちゃうんだよ……ごめんね」

大切な大切な女の子

その言葉に少し照れながらも、オッパが本当に私のことを大切にしようとしてくれてることが分かって、また泣きそうになった。

ヨシ『また泣くん？(笑)』

『……泣かないもん』

ヨシ『泣いてるやんww』

ヒョンソク「ヤ〜、泣かないで〜、ごめんねAヤ」

そう言って私を抱きしめてくれるオッパ。

オッパの、みんなの、メンバーで良かった。

こんなに自分のことを大切に想ってくれている人がいるなんて、
私は幸せ者だ。

「オッパ……今日はこのスカートで行っちゃダメかな……今日、すごく楽しみにしてたんだ」

ヒョンソク「今日だけだよ？ちゃんと階段とかエスカレーターとか、気をつけること。寒かったりしたらすぐオッパに言うんだよ？」

「うん！ありがとうオッパ」

ヒョンソク「さっきは言えなかったけど……本当に似合ってるよ、可愛い」

ヨシ「え〜い、結局ヒョンもAの短いのが好きなんですね？ㅋㅋ」

ヒョンソク「ヤー！誤解のある言い方やめろ！」

そんなこんなで仲直りができた私たちは、改めて3人でショッピングに向かったのだった。