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宿舎に着いて、コンビニで調達してきた食べ物たちをテーブルに並べる。



『そういえば、ハルト眠くないの?』

『さっきまで眠かったけど、もう目覚めてもうたわ』

『そっか、なんかごめんね?』

『ええよ。それに、みんな寝て、こんな時間に1人でコンビニ行かれる方が困るし』



ギク。

あのまま眠れなかったら1人でコンビニに行こうとしていたこともバレているのか?この人には


『マジで、こんな時間に1人で出かけようとかしないでくださいね。
さっきも言ったけど、俺起こしていいから』

『分かったよー』

『マネヒョンにバレたら終わりだし、そもそもジフニヒョンもヒョンソギヒョンも絶対黙ってないし』

『分かってますー』




ハルトからまたお叱りを受けながら、さっき買ってもらったおにぎりを頬張る。




この時間に食べるおにぎり、幸せすぎる・・・


ハルトは相変わらずコーラを飲みながら、携帯でゲームをしている。



相変わらず顔綺麗だなーなんて思いながらハルトの顔を見ていると、


『何?かっこいい?』



と、自信ありげに言ってくる。


本当にかっこいいから、言い返せないんだけど。



『うん、マジでハルトって綺麗な顔してるよね』


『そんなん言ったらAもやろ』


『まあね〜』


『何だこいつ、調子乗んな』


と、空になったペットボトルで私の頭をコツンと叩く。


『いっっった!!!』


と大袈裟に言ってみると、


『まじで静かにして、みんな起きるから』


とマジレスされてしまった。


こんなんじゃ、本当に年上か分からなくなってくるな。


悔しさを感じながら残りのおにぎりをお腹に入れ、いつの間にかゴミや飲み物を片付けてくれていたハルトが、『ほな寝ますか』と言うので、私もそれに着いて行く。




もう皆もちろん寝ているので、必然的にハルトの部屋。



私はT5の宿舎に来ると、だいたいハルトかアサヒの部屋で寝ている。



ジェヒョクはなんだか距離が近くて危ないし、ジョンウは「ヌナがベッドで寝るなら俺は床で寝る」と聞かないし、ジョンファンは体が大きくて蹴飛ばされるし・・・


そうすると必然的に、ハルトかアサヒの部屋になる。



ハルトが先に布団に入って、『ん』と、これまたぶっきらぼうに隣を空けてくれる。



『ありがと』



と言って隣に入り、ハルトの体温を感じるとすぐに眠気が来る。


『A、おやすみ』


とうっすら聞こえたハルトの声に『おやすみ』とだけ返して、眠りにつく。

無条件の愛→←.



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作者名:くろ | 作成日時:2022年11月7日 4時

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