treasureは、すぐそばに。 (ページ43)

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良かった、無事踊り切れた。

楽屋に戻り、今踊った映像をみんなで振り返る。

ジフン「エ〜イ！！Aヤの投げキッスいいじゃーんㅋㅋ」

ヨシ「今のA可愛い！」

ドヨン「ヌナ、めちゃくちゃアイドルですね今のカット」

さっきのパートが映されると、褒めてくれるみんな。

本当に、ステージが大好きな私でも、あの瞬間は珍しく頭が真っ白になってどうなることかと思っていたから、無事に終わってみんなが褒めてくれたことに安心して涙が溢れてきた。

ヒョンソク「A！？どうしたの〜〜何で泣くの〜」

A「……安心して…………よかった、ちゃんと踊れてて……」

ジフン「大丈夫だよ〜〜、ちゃんと上手くやれてたよ？」

安心して涙を流してしまったものの、みんながその涙に心配してくれたため、普段メンバーの前で泣かない私は急に恥ずかしくなり横にいたハルトの影に隠れる。

ヒョンソク「ヤ〜〜、Aはなんだかんだハルトに懐くね？」

ヨシ「ハルトの隣が落ち着くんやろ？(笑)」

ヨシくんの言葉が図星でめちゃくちゃ恥ずかしいけれど、事実なので素直に頷く。

ジョンウ「あ〜……、ハルトには敵わない……」

アサヒ『こういう時はハルトにべったりやもんな(笑)』

そんなみんなの言葉を聞いて少し恥ずかしそうにしながらも、私の顔を覗き込み、頭をポンポンと撫でるハルト。

本当に、ハルトがいてくれてよかった。

4つも歳下のハルトに頼るのは恥ずかしいが、いつも私を助けてくれて、必要な時にそばにいてくれるのはハルトなので、みんなの言葉は正直事実だった。