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『コントロールなんて、皆できひんよ。そんなことできるやつ、おらんと思うで?(笑)
Aは、精一杯頑張ってる。
必死に俺達に着いてこようとしてる姿も、皆気付いてるよ。
だから、そんなに自分を追い詰めないで、苦しいと思ったら、俺らをもっと頼って?』
そう優しく伝えてくれるまっしーの言葉に、また涙が出そうになった。
コントロールなんて、できるわけない。
それなのに、自分を限界まで追い詰めて、結局壊れてしまっている。
そんなことにも、今まで気付けていなかった。
もっと、気持ちを楽に、皆にも、もっと頼ってみよう
そう思った。
『今日は練習できひんやろ。ジフニヒョンに言っとくわ』
『………練習する』
『無理やろ(笑)今日は1日ゆっくり休んで、明日からまた頑張ればいいよ』
『…じゃあまっしー、ダンス教えてね』
『うわ〜、A振り覚え遅いから教えるの大変やねんな〜(笑)』
『ひどい(笑)』
そんな冗談を言われながら、まっしーと話しているうちに腹痛も少しずつ落ち着いてきて、なんだか眠たくなってきた。
『ゆっくり休んどき。薬とかテキトーに食べれるもん、置いとくから』
そう言って、まっしーは部屋を出て行った。
まっしーがいてくれて、良かった。
きっと、ジフンやドヨンも心配して見に来てくれようとしたんだろうが、マシホは生理だと気付いてたから、1人で見に来てくれたんだろう。
愛情が重すぎるけど、毎朝必ず起こしに来てくれるジフン、
1人でリビングにいると部屋から出てきて、いつも隣にいてくれるドヨン、
私の身の回りのこと含め、何でも気にかけてくれるまっしー
そんな3人と、宿舎が同じで、良かった。
大袈裟かもしれないが、そんなことを思いながら、眠りについた。
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作者名:くろ | 作成日時:2022年11月7日 4時