八夜 ページ9
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ほっとしたからか眠気が襲ってきたらしい優。夜ご飯は食べないでお風呂にだけ入り、いつもどおり寝室で二人横になる。
布団を首まで引っ張って横になる優は女子よりも女子みたい。可愛い。
「……なんで、おらんかったの？」
ぷくっと頬を膨らませる彼。
私がいなくなったら、優はどんな感じなのかなって思って。なんて言えなかった。もう彼に辛い思いはさせたくなかったから。
「……ほんの少し、遊びのつもりだったの。」
「遊び……。だからって、もうやめてよ？ホント怖かったんだから。」
「……うん。ごめんね。」
素直に謝れば彼はええよ、とふわりと笑って私の頭を撫でた。その撫で方で、「ああ、わかってるんだな」って。
優の瞼は今にも閉じそうな感じ。それでも必死に起きようとしていた。そんな優が可愛くて、つい笑ってしまう。
「ん……なに、わらっとるん……？」
「優が可愛いなーって。」
「おれ、かわいく、あらへん……。Aのほう、かわええやん……。」
「！……照れるなぁ。」
ふわふわしたしゃべり方になっている優の方が可愛い気がするんだけどな。
今日は静かめな曲を歌ってあげよう。なんか子守唄みたいだけど。
暫く歌っているとすぅすぅと規則正しい寝息が聞こえてくる。顔を見ればあどけなさのある寝顔があって、いつもの穏やかな顔なことにほっとした。
怖かったんだ。私も。どんどん夜に、私に依存する彼を見ているのが。ちゃんとうらたさんとかとは交流して遊んでいるみたいだけど。
それでも優先するのは私で。家に誰かを泊めることも、泊まりに行くこともなかった。LIVEの時は流石にホテルに泊まるけど、それ以外はずっと。
「まあ、結局私もそれになれちゃってるからなぁ。」
私も、優も、夜に溺れてしまっている。この感覚を、忘れられないのだ。
でもそろそろ、何とかしないと。
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猫缶。(プロフ) - え、好き(真顔)(語彙力)めっちゃ泣いた……家族に白い目で見られちまったじゃないかどうしてくれるんだいいぞもっとやれ！！！！こんなにも素晴らしい作品を大好きな友達が書いてくれるとか何それ最高かな？？？これからも小説無理しない範囲で楽しもう！！！ (2020年4月2日 0時) (
レス) id: efdd73f72f (このIDを非表示/違反報告)
cacao - 最高だった...！ガチ泣きしちゃっためっちゃ感動した...もう本当にやまこすき...生まれてきてくれてありがとうマジで...出会えてよかった...！改めて誕生日おめでとう！これからも俺を含む読者が沸くような小説を書き続けてくれると嬉しいな。無理はすんなよ！ (2020年4月2日 0時) (レス) id: e01dbf360d (このIDを非表示/違反報告)
優@坂田家 - はい、好き。優勝！！←何が？ こういうやつあんま見ないからめちゃめちゃ新鮮！ お誕生日&占ツク活動五周年おめでとう！！！役目果たしたので寝る！ (2020年4月2日 0時) (レス) id: 2408924f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山犬 | 作成日時：2020年4月2日 0時
