鬼と刀とナイフとタコと。【鬼滅×暗殺教室】 (ページ3)

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「球技大会ねー…面倒くさいなぁ」

「ほら面倒くさいとか言わないの。私だって嫌々出てるんだから」

「流石原ちゃんの母性本能」

「そうよ…？私は椚ヶ丘の母よ…？アンタの人生を変えてあげようかしらね…？」

「やめてもうそれサリバン先生になってる」

「あっはは、冗談だってー」

「冗談には見えないんだけどなぁ…」

____

「ふむふむ。クラス対抗球技大会ですか。健康な心身をスポーツで養う。

大いに結構！」

梅雨が明けて少しした頃。
汗ばむ陽気の中、3-E組こと、エンドのE組は、
お決まりの旧校舎でHRを受けていた。

みんなの前で殺せんせーがトーナメント表を手に取り、スピーチ(？)をしている。

「ただ…トーナメント戦にE組が無いのはどうしてです？」

殺せんせーの一言に、はぁ…とため息をつく者、多数。

いつもの差別だ。

「E組はエントリーされないんだよ。

1チーム余るっていうステキな理由で。
そのかわり、大会の終わりのエキシビションに出なきゃいけない」

「エキシビション？」

「要するに見せ物さ。

全校生徒が見てる前で、それぞれ野球部、女子バスケ部とやらされるんだ」

「成る程、いつものやつですか」

「俺ら晒し者とか勘弁だわ。お前らでテキトーにやっといてくれや。
じゃーな」

寺坂達ズッ◯ケ3人組は教室から出て行った。
だが、寺坂達の言い分もわかる。勉強や成績より大切なことだってあるのに、どうしてそんなことを理事長や浅野、五英傑やA組のみんなは気がつかないのか、理解できない。
磯貝が「おい！」と呼び止めたようだったが、
寺坂達は行ってしまった。

「ねー、A真面目にやるの？」

「やるわけないじゃん…てゆーか球技大会なんて面倒くさすぎる。負け率100%(パー)の戦いにでてもいいことないと思うんだけど。

命を落としかねない訳でもないんだし」

「命…ねぇ」

「私寝るわ」

「ハイハイ、おやすみー」

「コラカルマ君、時透さん！！話し合いの時間に会話などいけません！！」

「「ごめんって殺せんせー」」

「ハモり方…よろしい！」

「「「いい訳ねーだろ！！」」」