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「は…………ぁ、ん……ぁ」

「Aさん……っ、一回、抜くか……?」



初めては、やっぱり狭い。

自身が外側から物凄い強さで圧迫されて、かなり痛い。

しかし、確かに苦しいのは、俺よりAさんの方だ。

どう頑張っても先端しか入らず、あまりに痛そうなので、一端抜いてやろうとすると



「ぁ……いい……っ……いいから……!早く……っ」



そう言って、俺の首に腕を回す。

っ……なんつー殺し文句言ってくれてんだ、この人は。

心臓止まんじゃねぇか……っぶねぇ。

でも、優しくしてやりてぇんだ。ただ、気持ちよくなるんじゃなくて、甘やかして、愛してやりたい。



「……俺の口に集中してろ。アンタはキスしてるだけでいい……俺が、入れるから」



相も変わらず、雨は降り続けている_____





・・・





「はぃ……った、のか……?」

「っ…………おう」



きゅうきゅうと締め付けが凄い。

これは……思っていたより、いい。

気を抜くと出してしまいそうになる。



「実弥……くるし、のか……?」



俺が動かずに止まっているのを気にして、Aさんが俺の腰を撫でる。



「動け……その方が、いいんだろ……?」



Aさんが、俺の腰を揺らそうとする。



「ぁ……馬鹿……っ、わかったっての!動く、から……待てって」



俺はAさんを膝の上にのせるようにして、抱き起こす。

向かい合って、抱き合って。



「……いいのかよ?」

「……ああ」



腰を揺らした。

そうしてるうちに、Aさんの声が甘くなっていく。



「ぅ……っあ……ん、ぁ!」



ずちゅ、と空気の絡まる音。

俺はAさんの腰を掴んで、上下に動かして、キスをした。



「あー……すっげ、可愛い……」

「ぁ……こ、れ……やば……っ!おか……し、なる……っ!」



乱れる黒髪が、俺の肩に張り付く。

遂にAさんは俺の肩に顔を擦り付けて。



「ぁ……やだ、ぃや……ま、だめ……駄目、ぁ!」



ぎゅっと目を瞑ると。



「Aさん……っ、一緒に…………!」

「ぁ、実弥…………っ!」



共に、果てた。



「ふ……は、はは。実弥、また中で大きくなったな」

「……るせぇよ」



愛している人と、初めて繋がれたんだ。

これで終われるものか。



「……雨、止んだな」

「……そっすね」



_____アンタへの欲は、本当にキリがねェ。





おわり.

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mikitty(プロフ) - 好きです!!!! (2022年12月25日 13時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - やっぱり何回見ても最高だなぁ、ぐへへ(( (2020年12月19日 14時) (レス) id: 4fc468f2f2 (このIDを非表示/違反報告)
柴犬(プロフ) - 素敵な作品ですね...、愛情表現や色気のあるシーンがすごく好きで一気読みしてしまいました。他の作品も読ませて頂きたいのですがパスワードというのはどちらで伺えばいいのでしょうか...? (2020年5月30日 9時) (レス) id: 87b58a18e6 (このIDを非表示/違反報告)
ohagi - めっちゃ最高でした。自分も腐ってるのでBLの方がよけい萌えました! (2020年3月31日 14時) (レス) id: 8e8ba22e4c (このIDを非表示/違反報告)
ひつじマイケル(プロフ) - お疲れ様です!読んでいてとても面白かったです!よろしければこれの短編集を読んでみたいです! (2020年3月30日 14時) (レス) id: 37a32601d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たつき | 作成日時:2020年2月29日 20時

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