鬼に恩を持つ者【鬼滅の刃】 (ページ8)

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下弦の鬼ページ8

近くに下弦ほどの強さの鬼がいるが、冨岡がそこに向かっているのでゆっくり合流とでもしよう。

…下弦の鬼の気配は消えたが、まだ鬼の気配がする…。

急ごう。

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．

．

…冨岡と鬼殺隊士…のすぐ側にいるのは鬼か、？

…あ、胡蝶が飛んできているな。

少々、木の上で見物でもしていようか。

胡「あら？
　どうして邪魔をするんです、冨岡さん。
　＂鬼とは仲良く出来ない＂って言ってたくせに、何なんでしょうか？
　そんなだから、みんなに嫌われるんですよ。」

…少なくとも俺は嫌っていないぞ、冨岡。

冨「俺は…俺は嫌われていない。」

…冨岡、自覚ねぇな。

胡「坊や。」

炭「は、はいｯ！」

胡「坊やが庇っているのは鬼ですよ。危ないですから離れてください」

炭「あのっ、違います！！いや、違くないけど、その、妹なんです！俺の妹で！それで…！」

胡「まあ、そうなのですか、かわいそうに…。
　では……苦しまないよう、優しい毒で殺してあげましょうね。」

炭「……！！」

冨「動けるか？動けなくても、根性で動け。妹を連れて逃げろ」

いつまで見物していようかな。
　

炭「冨岡さん…すみません、ありがとうございます！！」

冨岡は、鬼を連れた隊士を逃した。

胡「…これ、隊律違反なのでは？」

冨「…」

…ん？…これは、胡蝶の継子の気配か。