検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:24,599 hit

後悔[過去編] ページ37

.





本能なのか




もっとも嫌な予感がした。




水を汲んでいる場合では無い。





走った



家まで、全速力で。





( 師範..!師範....!! )




_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _





家には、誰もいなかった。



あったのは、さっきまで師範が着ていた着物と



家だけだった。




師範はもうこの世にはいない。



そう悟った。





そう思いたくなかった。


師範が鬼だと知っていた。




両親が鬼に喰われる前、誰かが鬼殺隊という言葉を口にしていた。



あぁ、きっとそいつらに師範は_。





冷静になれなかった。






 
復讐してやる、と私は、硬く決意した。







.









.









.









.







筈だった。









復讐して何になる?



復讐しても師範は生き返ることはない。




それでは、同じではないか。









私は




師範が言っていた言葉を思い出した。









【 誰かを想うならば、その人が夢見たことをしなさい。 】









じゃあ、私は鬼と共存できる世界を目指したい。







師範のような鬼がいるのならば救いたい。









鬼殺隊に入隊した理由はそれだった。









[過去編終了]

巫山戯るな。→←幸せは決して長く_[過去編]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 原作沿い
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雑草のかきあげ x他1人 | 作者ホームページ:無いです  
作成日時:2021年5月25日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。