手紙 ページ17
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耀「…手紙を。」
白髪の少女「はい。」
白髪の少女は、着物の合わせ目から手紙を取り出し開く。
白髪の少女「元柱である鱗滝佐近次様から頂いたものです。一部、抜粋して読み上げます。」
…鱗滝左近次様。
確か、元水柱だった、。
白髪の少女「【炭治郎が、鬼の妹と共にあることをどうかお許しください。
禰豆子は強靭な精神力で、人としての理性を保っています。
飢餓状態であっても人を喰わず、そのまま2年以上の歳月が経過致しました。
にわかには信じ難い状況ですが、事実です。
もしも禰豆子が人に襲い掛かった場合、竈門炭治郎を及び、
鱗滝左近次、冨岡義勇が腹を切ってお詫びいたします。】」
竈門炭治郎は驚いた顔で冨岡さんを見つめ、涙を零した。
実「…切腹するから何だと言うのか。」
不死川が竈門炭治郎の頭を押さえたまま口を開く。
実「死にたいなら勝手に死に腐れよ!何の保証にもなりはしません!!」
煉「不死川の言う通りです!人を喰い殺せば取り返しがつかない!殺された人は戻らない!」
…まぁ、確かにそうだけれども。
耀「…確かにそうだね。」
実「ではッ!」
煉「お館様!!」
『…ッ…お館様…』
耀「…人を襲わないという保証が出来ない。…ただ、人を襲うということもまた、証明出来ない。」
『!!』
耀「禰豆子が2年以上ものの間、人を喰わないという事実があり
禰豆子の為に3人もの命が掛けられている。
これを否定する為には、否定する側もそれ以上のものを差し出さなければならない。」
実「……くっ….、」
耀「皆にその意思はあるかい?」
煉「…むぅ…」
耀「それに炭治郎は、鬼舞辻と遭遇している」
この一言で、柱達はどよめく。
それは、勿論俺も。
鬼舞辻無惨
産屋敷家の因縁の相手。
そして…、
俺の…_______
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