ただ助けたいだけなのに

捌拾　自由自在の斬撃 ページ45

堕「お兄ちゃんコイツだけじゃないのよ。まだいる
　 の！！アタシを灼いた奴らも殺してよ絶対。アタ
　 シ一生懸命やってるのに、凄く頑張っていたのよ
　 一人で…！！それなのにねぇみんなで邪魔してア
　 タシをいじめたの！！」


妓「そうだなあ。そうだなあ。そりゃあ許せねぇな
　 ぁ。俺の可愛い妹が足りなぇ頭で一生懸命やって
　 るのをいじめるような奴らは皆殺しだ。取り立て
　 るぜ俺はなぁ。やられた分は必ず取り立てる。死
　 ぬときグルグル廻らせろ。俺の名は妓夫太郎だか
　 らなああ」


…さらりと派手に妹を馬鹿にしやがった。


！斬撃が来る！


炭治郎side


！？何だあれは鎌か？


鎌が回転して戻っていく。


さっきの帯鬼とは武器が違う。


どういうことだ。


新たな鬼か？


宇髄さんの血の匂い。


加勢に行かなければ！！


伊「俺がきたぞコラァ！！御到着じゃボケェ！！頼り
　 にしろ俺ぉォォ！！」


「伊之助！！善逸！！寝てるのか！？宇髄さんを加勢
　してくれ！！頼む！！」


伊「任せて安心しとけコラァ！！ド派手にな！！」


__もしかしたら伊之助は鬼滅の刃の登場人物の中で
　一番他人に影響を受けやすいのかもしれない___。


「すまない。俺は禰豆子を箱に戻してくる。少しの間
　だけ許してくれ！！」


伊「許す！！」


「ありがとう！！」


〜その頃の天元〜 天元side


妓「妬ましいなぁあ。お前は本当にいい男じゃねぇか
　 よなああぁ」


「まぁな。俺は派手で華やかな色男だ。当然だろ。女
　房も三人いるからな」


妓「女房が三人もいるのかよ。ふざけるなよなぁ！！
　 なあぁぁぁ！！ゆるせねぇなぁぁ！！血鬼術
　 曲がれ飛び血鎌」


薄い刃のような斬撃そしてこの数！！


一回立て直すか。


ドン！


妓「！！(何だ？爆ぜたぞ。一階に落ちたなぁ)逃が
　 さねぇからなあ。血鬼術 曲がれ飛び血鎌」


斬撃自体操れるのか。


敵に当たって弾けるまで動く血の斬撃！！


あの兄妹、妹の方は頚を斬っても死ななかった。


あり得ない事態だ。


兄貴の頚を斬れば双共に消滅するのか？


兄貴が本体なのか？


不可解なことが多すぎる！！


どの道やるしかねぇ！！


天元は爆弾を投げ斬り刻み爆発させた。

捌拾壱　二人で一つ→←漆拾玖　一目瞭然

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