06. ページ6
〆．
「ただいまぁぁ………あああ………」
「大毅くんおかえり、お疲れ様」
一足早く帰宅していた私が玄関まで迎えに行けば、大毅くんは靴も脱がず荷物も置かないまま私をぎゅーっと抱き締めてきた。
「あいつらほんま………」
「ん？神山くんたち？」
「んん……昼休みのアレや、アレ」
「ああ、うん。ごめんね。私が余計なことしたから……何か言われた？」
「Aは悪ないて、俺が勝手に………はあ、あいつら何も知らんもんな……」
体は密着したまま、耳許で話すから少しくすぐったい。
「先お風呂入る？ご飯まだ途中で……」
「もうちょいこのまま、ええ？」
珍しい甘えたに、すぐには反応できなかった。
「………いいよ」
私もそっと、彼の背中に腕を回す。
お互いの心臓の音がやけに大きくて、なんだか気持ちがふわふわする。
しばらくそうしていると、大毅くんはもぞもぞ動き出した。
「んー……ん、よし、風呂入ってくるぅー…」
ありがとうな、なんて頭にそっと手を置いて。
ぎこちなく左右に動かした後、大毅くんは一度自分の部屋に消えていった。
「………………慣れない、な」
ドキドキがおさまらなくて、大毅くんがお風呂からあがるまでに火照りがなくなりますようにと祈った。
〆．
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まりん(プロフ) - 続き気になります！ (2019年5月2日 10時) (
レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
神なな - ほんとにぃっ！なんですか！？こんな可愛いお話…ヤバイですよー！シゲに抱きつかれるなんて夢のそのまた夢の夢の夢の…夢の…y‥更新頑張ってください！！！！次も必ず見ます！読みます！叫びます！ (2019年5月1日 19時) (レス) id: 23077af701 (このIDを非表示/違反報告)
A - な！なんですか！？！？このほのぼのかわいいお話は私今まで見たお話でいっっっちばんすきなお話かもしれないです！大変かもしれませんがこれからも更新頑張ってください！！ (2019年4月30日 21時) (レス) id: fe81496d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆな
| 作成日時：2019年4月30日 15時
