おまけ03.彼女のやきもち2 ページ22
〆.
その直後、桐川さんとそのお友達がトイレに入ってきた。
なに、このあるある展開。
「重岡といい感じだったじゃん」
「でしょ?重岡、彼女できたら友達みたいな距離感がいい〜って言ってたからさ。他より仲良い女友達ポジション狙ってんの」
「狙ってるってか、なれてんじゃない?多分桐川が一番重岡に近い女子だよ」
「…………………………、」
そんなはずない。だって私だもん。大毅くんに一番近い女子は。大毅くんと両想いなのは。
ふつふつと湧き上がってくるこの醜い感情に、蓋をするなんてできなくて。
「でね?重岡って、彼女とは喧嘩して、より絆深めたいとか言ってて!だから強くいかないとね〜」
…………初耳、だ。
喧嘩?
そんなのできない。
だって、大毅くんの全部が好きだから怒るなんてできないもん。
大毅くんも優しいから………。
「………私じゃ、だめなのかな」
項垂れているうちにチャイムが鳴ってしまい、教室に戻るのも億劫で、保健室にお邪魔した。
〆.
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まりん(プロフ) - 続き気になります! (2019年5月2日 10時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
神なな - ほんとにぃっ!なんですか!?こんな可愛いお話…ヤバイですよー!シゲに抱きつかれるなんて夢のそのまた夢の夢の夢の…夢の…y‥更新頑張ってください!!!!次も必ず見ます!読みます!叫びます! (2019年5月1日 19時) (レス) id: 23077af701 (このIDを非表示/違反報告)
A - な!なんですか!?!?このほのぼのかわいいお話は私今まで見たお話でいっっっちばんすきなお話かもしれないです!大変かもしれませんがこれからも更新頑張ってください!! (2019年4月30日 21時) (レス) id: fe81496d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はゆな | 作成日時:2019年4月30日 15時