7校合同長期合宿兼悪女潰し合宿２

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私はみんながお昼ご飯を食べてる時に


梟谷の校舎の屋上にいた


なんか1人になりたかった



あの後、侑とは話してない

一種の喧嘩状態になっていた


すごい悲しかった


侑はたぶん私や舞のために怒ってくれた



だけど、それを私は無視して

侑の気持ちを潰した



中学の時
マネージャーになったばっかの頃


私はいじめを受けていた


下駄箱は死ねとか消えろとか書かれた紙でいっぱい

ロッカーも引き出しも


体操着は隠されて

戻ってきたときはボロボロで


野狐中のジャージもドロドロにされてたり


隠れたところで暴力があったり


最終的には


「お葬式ごっこ」


私のことをいないものとしてみる遊び

つまり死んだ人としていない人として


クラス中に無視された




2人とはクラスが遠かった

2人が私のクラスに来ることはほとんどなかったし



まあそんな中で耐え抜いてきたんだけど


1回だけ死にたいと思ったことがあった



双子につけて！と言われていた記録ノートを

焼却炉に入れられた時だ


もうやめてもいいんじゃないかなと思った



あのときも双子に隠し続けた


『……っ、』

涙が出てくる



なんであんなこと言ったんだろう



ごめん侑

弱くてごめん


あんなノートに書かれただけの文字で



また死にたくなっちゃったよ


でも勇気が出ない



ああ、だから私は屋上にきたのか






死ぬために







強がってるけど


早く帰りたい


みんなにバレたくない



バレたらみんな私から離れていってしまう



どうしていじめられていたのに


私は抜けられたのか



知られたくない





確かに私は強くなって



そのときは違うクラスだった

野狐の8人と仲良くなって



9尾の狐なんて言われるようになってたけど



どうやってそこに上り詰めたか




そんなの知られたら





私の人生は本当に終わりを告げる



姫綺さんにはお願いだから黙ってて欲しい




この前知らないフリをしたけど



ホントはわかってるんだ

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