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21話 ページ23

言い訳気味になるかもですが最近仕事疲れで帰宅と同時に眠ってしまう…続きを更新したくても睡魔には抗えないのです…ちょっとずつ頑張ろうかと!毎度短めでごめんなさいね
──────────


『いい加減離したらどうです?』

「嫌だよおぉぉぉぉ!?Aちゃんが結婚してくれるまで握った手は離さないよぉぉおおっ!(汚い高音)」

執拗(しつこ)い男は嫌われますよ。それと私、昔から金髪の男の人は苦手でして』

「え"。なんで!」

『よく夢に出てくるんです。やたらと私に求婚してくる金髪の慢心男が。勿論知らない人なので名前は知らないですけど』

「だったら同じ金髪でもその男と俺は違うんだって証明してあげるよ!そしたら結婚してくれるよね!!」

『はぁ…』



ㅤなんでこんなことになったのだろうか…
この人とこの1週間を乗り切る事を断らなかった、つい数分前の自分を怒ってやりたい。

 『結婚』というワードを聞く度、どういうわけかあの男(・・・)の顔を思い出してしまう。そう…脳内にこびりついたように離れない声と姿。もちろん悪い意味でだ。



『貴方は色んな意味で危なっかしいですからね(自分以外の女子の被害を防ぎたい)。仕方ありませんがこの7日間、貴方が下手な死に方をしないように同行してあげましょう』

「つまり結婚だね!わかるとも!」

『貴方は少し黙っていてください』






 今回の最終選別、私には目的が二つある。
ひとつ、それは他の者と変わりなく。この最終選別を突破すること。

ㅤそれともうひとつ。
彼等(・・)の仇をとること。


「ちょっと待ってくれよぉおお!おいてかないでぇええ!」


 この金髪少年には悪いが、ついてきたからには私のわがままに付き合ってもらわなければならない。



『言い忘れてましたが…あまり私に近ずき過ぎると、鬼が寄ってきますよ。一応、稀血なので。私』

「そんなの関係ない!稀血だろうがなんだろうが絶対、Aちゃんとお近づきになるんだい!」

『…どうなっても知りませんからね』

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作者名:みの虫 | 作成日時:2019年9月8日 7時

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