鬼滅の少女騎士【鬼滅の刃】 (ページ22)

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20話ページ22

沢山の評価、お気に入り登録ありがとうございます！感想も是非に！毎日少しずつではありますが、頑張ります。正直20話まで続けたのが奇跡…
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ㅤ鍛錬開始日から約2年。Aも俺も髪の毛がだいぶ伸びきっていたので、その日の夜にお互い切り揃えた。

ㅤその後、鱗滝さんは俺とAにお面をくれた。厄除の面という悪いことから守ってくれるそうだ。Aのお面には月、俺のには太陽が描かれている。

　そして眠り続ける禰豆子は連れて行けないので鱗滝さんに預かってもらう。

『鱗滝さん、行ってきます』

「錆兎と真菰によろしく」

「炭治郎…なぜお前が」

(死んだあの子たちの名を知っている)

『(………)』

◇◇◆◇

Aside

今私達は最終選別が行われる藤襲山に来ている。

『これは…藤の花？』

「綺麗だ…咲く時期じゃないはずだけど」

　辺り一面に咲き誇る藤の花を眺めながら、長い階段を登っていく。目的地に近づくにつれ、複数の人の気配がしてきた。
　この感じ…結構いるんだな

『私達で最後だったみたい』

「そうだな」

ㅤ人混みの奥に、着物を着たオカッパ髪の子供が2人いるのがみえる。きっとあの子等がこの最終選別を取り仕切っているのだろう。

『ん？(チラッとこっちを見た気が…)』

「皆さま。今宵は最終選別にお集まりくださってありがとうございます。この藤襲山には鬼殺の剣士様方が生け捕りにした鬼が閉じ込めてあり、外に出ることはできません」

「山の麓から中服にかけて鬼共の嫌う藤の花が一年中狂い咲いているからでございます」

「しかしここから先には藤の花は咲いておりませんから鬼共がおります。この中で7日間生き抜く」

「それが最終選別の合格条件でございます」

「「では行ってらっしゃいませ」」

◇◇◆◇

『あ、炭治郎もう行っちゃった…張り切ってるなぁ。そりゃそうだよね』

ㅤさっきからあの子達の視線が凄いんだけど…気のせい？気のせいじゃないよね？

「今晩にでも俺絶対死ぬよ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ…死ねる自信しかないやいやまじほんとに」

『(この金髪の子まだ残ってたんだ。というか私達しか残ってないけど)あの、大丈夫ですか？』

「死ぬ死ぬしぬ、し…」

ㅤ声をかけた子はこちらを振り向くと、何故か大きな衝撃をうけたかのような表情をして固まった。

『えっと…本当に大丈夫で──』

「結婚してください」

『え？』

「結婚してください。お願いします」