悪魔の子 (ページ6) - 小説/夢小説

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恐怖と決意ページ6

ガープside

ある島から海賊に襲われていると通報があった。幸いルフィに会いに行っていたためすぐに向かうことが出来た。

島に着いたときそこはまさに地獄絵図だった。

ガープ「なんじゃ、これは！」

島の中心部に向かうにつれひどくなり、そしてその間誰１人として生きているものはいなかった
全員がまるで内側から爆発したかのような状態だった。

「ああああああああああああ！！！」

突然耳をつんざくような悲鳴が聞こえた。急いでそこへ向かうと１人の少女が……

ガープ「どうしたんじゃ！大丈夫か？！」

「私の…私が弱いから！私のせいで…！私が……！！」

その少女の瞳は血のような紅だった。

…まさか………

ガープ「…取り敢えずおいで。船に乗ろう。」

そう言ってガープは少女を抱き上げた。島に火をはらって……

それから少し時間がたち、少女が落ち着いた頃

ガープ「おぬし、名前は？」

「…ジャラル・D・スイ…」

ジャラル……悪魔の末裔か……やはりそうか…だとするとあの島は恐らくこの子が………

ガープ「お主はこれからどうしたい？政府で引き取ろうか」

スイ「なんでもいい…。でも私……もう誰もいらない…。大切な人なんて…つくりたくない……。こんな思い一生したくない…」

光のない暗い瞳が目にはいる

ガープ「…わしの孫にならないか？おお！いい案じゃ！そうしよう！！きっとルフィとも仲良くなれるじゃろう」

スイ「………家族なんて…」

ガープ「フーシャ村はいいぞぅ。酒は上手いし皆は親切だし。エースとも仲良くなれるとエエなぁ」

ガープは決意した

この子はなんとしてでも守らなければいけない。この光を失った子が元に戻れるように……もう一度家族を、仲間を欲するようにするために………！