２４本目 ページ25
・
「おはよー！まふ君」
「お、おはよう・・・A」
翌朝。玄関から出ると、すぐそこで待っていたA
昨晩の天月君との会話もあったからか、やっぱり変に緊張してしまう
「そらるはまだ来てないんだよ！もう、毎朝遅いよね！！！」
「でも、昨日は珍しく早く来ましたよ？」
「えっ、嘘」
驚いたように目を見開くAは、信じられないとでもいうように「あのそらるが？」と呟いていた
確かに、昨日は僕も少し驚いたからなぁ
・
二人で取り留めのない話をしながら そらるさんを待っていたけど、全く来る気配がない
そろそろ行かないと電車にも間に合わない、という時間になったところで、Aがため息をついた
「やっぱり来ない。きっとまだ寝てるんだろうけど」
「でしょうね。さっきから嫌がらせの如くLINE送ってるんですけど、まだ来ないし」
僕がそういうと、Aはもう！と怒ったように、けどどこか楽しそうに頬をふくらませた
そんな顔もかわいいなぁ・・・
なんて思いながらAを眺めていると、Aが僕のほうを振り向いた
Aは、僕の顔を見てにこっと笑って
「じゃあ、まふ君。最終兵器のあれ、やりますか！」
「・・・そうだね、このままじゃそらるさん、本当にこなさそうですし」
そういって、二人でそらるさんの家に向かって歩き出す
小さい頃から使ってる、僕らの「最終手段」だ
・
すぐ隣のそらるさんの家の玄関に立つと、Aはふぅ、と深呼吸した後
そらるさんの家のインターホンを、高速で連打した
「そぉーらぁーるぅー！？！？！！？起きる時間だよー！！学校行かなきゃ！！」
「そらるさん、起きてください―！そろそろ僕たちまで遅刻するんです！！！！」
近所迷惑にならない様声を抑えながら、インターホンに向かって叫んだ
けど、そらるさんは起きる気配がない。あくまで僕たちの声を無視するつもりなのだろう
ならば と、Aと目配せをする
「そらるー？起きてこないんだね？
じゃあ私達、そらるのこと置いてっちゃうよ？」
Aがそういうと、家の中から、ドタバタと聞こえてくる足音
そして、玄関がバンッと開いた
「・・・行くぞ」
「そらる遅いよ！！」
何もなかったように、平然と歩き出すそらるさん
そう、そらるさんは置いて行かれるのをとても嫌がるのだ
・
続く
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音鳴 - いい天気さん» 返信が大分遅くなってしまい、申し訳ありません！！コメントありがとうございます！！とてもうれしいです・・・！！これからもどうかよろしくおねがいします（土下座 (2017年5月3日 20時) (
レス) id: 02fd5b9e2d (このIDを非表示/違反報告)
いい天気 - すーっごく面白いです！続き、とってもとっても気になります！！ガンバってくださーーーいっ。 (2017年1月9日 17時) (レス) id: d1e1a042f0 (このIDを非表示/違反報告)
音鳴 - 美音-ミオン-さん» コメントありがとうございます！！気にしていただけてるんですか（？）！？ありがとうございます！！はい！これからもがんばっていきますね！！ (2016年6月12日 17時) (レス) id: 044e6b1e08 (このIDを非表示/違反報告)
美音-ミオン-(プロフ) - 面白かったです！めっちゃ続き気になってます〜。更新頑張って下さい！ (2016年6月11日 10時) (レス) id: 604f03c006 (このIDを非表示/違反報告)
音鳴 - そーふ。@ねむりさん» わああああ、ありがとうございます！！あ、どうしよう嬉しすぎて死にそう← えと、応援して下さってありがとうございます！！はい、これからもがんばりますね！！ (2016年5月1日 15時) (レス) id: 044e6b1e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音鳴 | 作成日時：2016年1月3日 20時
