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四限の途中で学校について、あっという間に昼休みになった。正直、授業なんて聞いてられる精神じゃなかったから、早く終わってくれて良かったと心底思った。
昼休みの鐘が鳴った途端、弁当箱とスマホを持って高校生徒会室に向かう。同じ部活の同輩5人で、いつもここで昼ご飯を食べているからだ。
今日はどうしたん？と五人の中で一番美人の和泉に聞かれ、今日の顛末を話した。勿論最後のイレギュラーだけは除いて。
「いやあ、災難やったなあ」
「ほんとだよ」
「でもお手柄やんか。警察から感謝状とか来るんとちゃうか」
「えー、なんか恥ずいよ」
凄い凄いと手を叩かれて、微妙な気持ちになりながら箸で焼売を掴んだ。
生徒会室の主、高校生徒会長の秋谷がニヤニヤした顔で、それで？と首を傾げてきた。色素の薄いふわふわした髪、色白の肌、パッチリ二重の大きな眼。どこをとってもカワイイ系ハーフ美人の秋谷は、このメンツの中で唯一彼氏持ちだ。他校との交流が一番多いから、男友達も少なからずいる。正直私には縁遠過ぎて、羨ましいという気にもならない。
「それでって？」
「いや、なんかあるやろ。助けた男と」
「男言うな」
「せやな、何かあるわ」
「おい塩田？」
「助けた男子イケメン？てか名前は？」
「久保もかよ」
緊張しいの塩田と、引く程歌が上手い久保からもせっつかれ、やっぱり今日は厄日だと再認識する。
「･･････イケメンだったよ。実物で見るのは人生初レベルの」
「やっばいなそれはもう運命やん！！名前は！？名前聞き出しておんのやろな自分！？」
「久保、あんたイケメンにがっつき過ぎやで」
「あれ？久保彼氏欲しがってはったっけ？」
「最近路上ライブでキモい年上に付き纏われてウンザリしてたやんか」
「イケメンは別腹やろ」
「そんなデザートみたいに･･････」
「で？名前は？」
「･･････確か宮治･･････」
「っしゃオラ待ってろ」
名前を聞くやいなや塾の友達にSNSで聞き込み始めた秋谷と久保に、私はげっそりした顔で大机に頬をくっつけた。塩田の「あの空閑に同年代の異性と交流する日が来るとはな」とか和泉の「怖かった？大丈夫やった？」という言葉にも返す気力はない。
「ちょっ、空閑！おっまえヤバい奴助けたなホンマ」
「え、何。そんなイケメンなん？」
「イケメンもやけど！バレーじゃ知らん奴はおらんらしいで！“高校バレー界最強ツインズ”！！」
「薙刀部が知る訳ないだろ」
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あき - 西女ってもしかして神女がモデルだったりします？そうだったらうれしい、おもしろいです‼ (9月4日 21時) (
レス) @page6 id: b4d5d428cd (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - こんな時間に失礼します。設定もお話も全てがとても面白くて夜の３時ぐらいにイッキ見してしまいました笑笑この作品が大好きなのでこれからも無理のないように更新頑張って下さい！！ (2023年5月5日 3時) (レス) id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
エリンギ(プロフ) - マミーポコパンツさん» コメントありがとうございます！恐悦至極にございます！！ (2023年3月31日 17時) (レス) id: d64584d3be (このIDを非表示/違反報告)
エリンギ(プロフ) - キョンシーさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて光栄の至りでございます！！ (2023年3月31日 17時) (レス) id: d64584d3be (このIDを非表示/違反報告)
マミーポコパンツ - 絵うますぎませんか!?更新楽しみに待ってます!! (2023年3月9日 15時) (レス) @page19 id: 461adb2062 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリンギ(サブ垢) | 作成日時：2023年2月26日 23時
