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嬉しそうに笑ったのも束の間、私たちの方が早く来ていた事を思い出したのだろう、治はぶすりとむすくれた顔をした。


「A、何でいるって教えてくれんかったん。絶対俺達が来てんの気付いてたやろ」

「いや、普通に邪魔するの申し訳ないじゃん」

「Aやったら逆にやる気上がるで俺」

「・・・・・・あっそう」


久保の前でなんちゅう小っ恥ずかしい会話をしているんだ私は。
久保がにやにやした顔で親指を立ててきた。何だこれ、なんだこの状況。

治は私の手を掴むとぐい、と引いてきた。


「とりあえずお友達含めてこっち来て」

「いや、狭くて入れないだろ」

「じゃあ席移動しよ」

「何でだよ。このままでいいじゃん」

「そうだよここは是非変えてもらおう?勿論空閑はそん人と隣でええで!」

「お友達もこう言ってる事やし」

「久保お前、後で覚えてろよ・・・・・・」


イケメンを前にした久保はドスの効いた声で脅しても全く怯えないし、それどころかテンションが上がっている。こいつどんだけイケメン好きなの?

早速すみませーんと店員を呼びに行く治とその双子を見てげっそりしていると、銀髪の人あたりの良さそうな好青年が「すんません、うちのが」と謝ってきた。なるほど、この人がこの四人のまとめ役的な人か。

可哀想に(切実)


「いや、‎元はと言えばこのアホ角名のせいだから。というか治と同学年なら私達ともタメだから、タメ口でいいよ」

「ほうか?ならタメ口で行くわ」


店員と共に帰ってきた双子に促され、私は渋々、久保は嬉々として広げてた参考書を纏めて持ち、リュックを左肩に掛けて席を立つ。

通されたのは4人席を二つくっつけた席だった。

私は何故か治と角名に挟まれソファの真ん中に座り、久保は私の向かいに座って銀髪の好青年と治の双子に挟まれニマニマこちらを見ている。私と治に野次馬ってるのか、イケメンに挟まれてニヤついてるのかは正直判断がつかない。


「空閑さんホンマにすまん」

「えっ、私の名前皆に知られてる感じ?」

「まあ出会いも衝撃的だったし何より治、空閑がハツコイだから」

「良かったな空閑、初恋らしいで」

「久保お前たたっ斬るぞ」

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あき - 西女ってもしかして神女がモデルだったりします?そうだったらうれしい、おもしろいです‼ (9月4日 21時) (レス) @page6 id: b4d5d428cd (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - こんな時間に失礼します。設定もお話も全てがとても面白くて夜の3時ぐらいにイッキ見してしまいました笑笑この作品が大好きなのでこれからも無理のないように更新頑張って下さい!! (2023年5月5日 3時) (レス) id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
エリンギ(プロフ) - マミーポコパンツさん» コメントありがとうございます!恐悦至極にございます!! (2023年3月31日 17時) (レス) id: d64584d3be (このIDを非表示/違反報告)
エリンギ(プロフ) - キョンシーさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて光栄の至りでございます!! (2023年3月31日 17時) (レス) id: d64584d3be (このIDを非表示/違反報告)
マミーポコパンツ - 絵うますぎませんか!?更新楽しみに待ってます!! (2023年3月9日 15時) (レス) @page19 id: 461adb2062 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エリンギ(サブ垢) | 作成日時:2023年2月26日 23時

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