第二十八話 ページ3
血鬼術 蓮葉氷
パキ…
『!』
クルッ トットッ (回って遠くに着地
『…』
「う〜ん。これじゃ埒があらないなぁ」
『それはこっちのセリフだクソ野郎』
「酷いねぇ。俺の名前は童磨!次からはちゃんと名前で呼んでね」
『お前なんて名前で呼ぶものか!リィィ』
夜の呼吸 弍ノ夜 深夜月光!!
ブワァッ
「あれ?ん〜、これじゃあ周りが見えなくて危ないじゃないか」
カキィィンッ
『っ!』
「ねぇ?夜姫ちゃん」 ニタァ
あぁ。気色が悪い。家族を傷つけた野郎になんでちゃん付けされなきゃならないんだ、ぁあ、気色が悪い。
『お前に名で呼ばれる必要はない。このクソ悪魔』
ピュン ズ
注射器は刺した、後時間の経過を待つだけ…いや、あんな少量で効くのか?上弦の弍相手に、原作でも、しのぶさんの全体重37キロ分でやっと倒せた相手なのに。私なんかのまだ試作段階である毒で効くのか?_____答えは否、こんなもんじゃ効かない。
「ドクン …夜姫ちゃんは毒も使うんだねぇ?けど、こんなもんじゃ足りないよ。でもでも、毒を喰らうのってクセになるね!面白い!」
『チッ』
「もう終わりかな?__あらら…もう時間だよ、残念。君達を喰ってあげたかったのになぁ、さぞかし美味しかっただろうに」
『気持ち悪い。すぐさま立ち去れ。クソ野郎。死“ね』
「…君本当に女の子?そんな罵倒ばっかり吐く女の子初めてだよ。酷い…じゃあね。夜姫ちゃん」
フッ__
『……はぁはぁはあッ…』
死ぬかと思ったァァァああ!!?よく生きた私、よく頑張った!!カナエさんを守り…
『カナエさんどこ??!』
どうしようどうしよう。これで多量出血とかで死んじゃってたら、どうしようどうしよう…!?私がもっと早く来てれば、きな粉餅とかなんて買ってないでさっさと帰っとけばカナエさんは致命傷を負わずに済んだかもなのに…!馬鹿っ私のバカッッ
「姉さん!!」
『!しのぶさんの声…!!』 ダッ
ここから12時の方向…お願いカナエさん…!生きてッ
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作者名:和歌乃 x他1人 | 作成日時:2022年11月13日 18時