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第四十三話 ページ18

『おっと、もう時間だ…鱗滝さんに言っといてー』 フッ

「消え…!」
「私も目で追えなかった…」
「あの時のスピード、本気じゃなかったってことか?」
「だとしたら柱級じゃない…?」
「…鱗滝さんに今度見てもらうか」
「そうだね。」
「「(俺/私も夜姫さんみたいに慣れるかな…?いや、なるんだ!!)」」
そう決意した二人であった。
ーーーー
バサァ…
『これで終わり!』

「今日のニん務はこれで終わりダ、」

『あれ?今日は随分と少ないね』

「夜姫、オ館様ニ呼ばれてルからな」

『…え?』
 え?何で?え?

「とにかく向カエ!俺もジじょうが知らされてないんダ」

『ツバサにも知らされてない…?』
 何だろう…柱昇格だとしても鎹鴉鴉(タカ)に伝えるよね…。鴉に伝えて漏れちゃいけない秘密情報だとか…!!?
『場所分からないから連れてって』

「ワかった」 バサッ
ーーーー
『ふぅぅ…』
 緊張する…。

「入っておいで」

『!』
 気づいてたのね…。
『シ、失礼、します…!』
フワ…

『…』
 いい匂い…花の匂いが漂ってる…。

「君が月詠夜姫だね?」

『ぁ…はい』

「夜姫、君を柱に任命しようと思うんだ」

『えっ!?私を、柱に…ですか…?』

「そうだよ。君はもう階級も甲で、十二鬼月を倒しているからね。後は君の判断次第なんだが…どうする?」

『…』

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作者名:和歌乃 x他1人 | 作成日時:2022年11月13日 18時

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