第八話 ページ10
「上手い…!素晴らしいよ!この感激を表現しても良いだろうか…?おれいにキッスを君に…!」 キラキラァ
『いやいい。てかやめろ。流石に恋もしてない人にキスされんのはきしょい』
「うーん、まるで絵にならないねえ馨?」
「そうだねえ光、シチュエーションがまるで計算されてないよね?」
『そんなこと言われても…絵をなんてなりたくないよそもそも』
「いいか?女は美形同士のホ_が好きだ。友情との狭間で揺れる演出も好ましいが…」 (光
「僕ら双子の場合“双子”というこの上ない禁断度を武器にしてるわけ」
「その上そんな二人に同時に愛されてしまうという構図!!」
「乙女の究極ロマンだろう?そしてもう一つ、
ススッ
『へ?ちょ』
ヤバいこれ耳さわられ…
『ひやっちょ、やめぇ//!』
「こういう耳の弱い奴には同時攻撃できるのだ」 (馨
「これこそ双子の最大武器、“同時”。」
『んっあ、ちょい…ほっとに!やっめてぇ!//』
パパっ
「「まあまず君は第一条件しかクリアしてないわけだけどネ」」
「うーん。。やはり問題はそこか…しかしなあ…この手のタイプは眼鏡をとってもさらに目が小さくなるくらいで…だいたいなんで眼鏡を…」 カチャ
『いや私視力が医者に「それじゃ生きていけない」とか言われたんだよ。視力表の一番上のやつが超ギリギリ見えるぐらいだから眼鏡がないと死ぬ』
「「「…」」」
『コンタクトは入学式の時誰かにぶつかった拍子にズレてめっちゃ痛かったからその日からやめた』
「光・馨!!」 パチンッ
「「はっ!!」」 したっ
『え?お?え、何々?』
「鏡夜は新品の制服を仕立て屋に連絡!!」 ビシッ
「モリ先輩使い捨ての」 バ…
『使い…捨て…?』 うるうる
嫌だ嫌だ誰か使った後だろ絶対やだからな?!
「…新しいコンタクトを!!」 バシッ
「…(汗」
「僕はー?」
「ハニー先輩はケーキ食べてて!!」 ビシ!
「あーい」 シュン
チョッキン
『え、ちょっと!?やめ』
「大丈夫だって」
「僕らプロ並だから」
『あっそ、ぜってえ後ろだけは切んなよ…?』
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作者名:和歌乃 | 作成日時:2022年10月27日 22時