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第十二話 ページ14

えーこちら日が経ちまして、最終選別終了日の早朝4:00でございます。とても清々しい空気で心地よいですが、私が起きた瞬間息の根を止めるものがありましたー、それは何でしょう?
1.手鬼
2.不死川さんの寝顔
3.マジで知らん人の寝顔
さあどれでしょう?チックタクチックタクチックタクチックタクチーーン。正解は〜〜〜、二番の不死川さんの寝顔でしたぁ〜〜どんどんぱふぱふ。
…私を発狂死させる気か…?マジで死ぬ一歩手前だったよ、前の人生で先に逝ってしまったお父さんが川の向こう岸に見えた…。。

「ん…」

『あ…』

「…はよ…」 ぽやぽや

『う“ん“っ…!おはよ、うっ“』
 やめて?うん、可愛いだよ?可愛いだけどね?…マジでそれはズルイて!!起きて速攻推しの「はよ」にそのぽや〜っとした声+目(顔)は!!無理!また一方手前だった!何がとは言わないけど!!
『不死川さん。早く山、降りないとだよ。今日が最終選別、最終日だもん』 ゆさゆさ

「…わぁーってる…」 うとうと

『…』
 いや、分かってるんだ。昨日夜中に鬼の警戒してくれてたもんね、だから寝足りないよね、知ってるよ、けどね…そんのかんおやめい!!!!
ーーーー
七日目早朝
「お帰りなさいませ。おめでとう御座います、ご無事で何よりです」

『…』
 おーおー減ったね〜。何十人何二十人と居たのに十人も居ないや。

「まずは隊服を支給__」
 とりま、最終選別始めと同じくある程度聞かずにぼーっとしてた、が…隣にいた不死川さんに足を踏まれたので聞くのを再開した。

パンパン
「カアァア」 バサッバサッ
 …トッ

『これが私の鎹、鴉…?』

「そうダ。文句でもあるノか?」

『…君、鴉?』

「あンな下等生物ト、同じにするな!」 バサッ

『のわっ!?』

「!」 ガシッ

『あ、あぶな…不死川さん、ありがとう!ちょっと、何するのさー!』

「フん、俺を鴉と一緒にすルからだ」
「オイオイ、それはねぇだろォ…!!」

『…ま、いいよ。これからよろしくね、“ツバサ”!』

「ツバサ…」

『貴方の名前!名前があった方が呼びやすいでしょう?』

「…ま、まあ、いんじゃないか?」

『ふふふ。』
 照れ取りますなあ。意外と鷹も可愛いもんだ。

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作者名:和歌乃 | 作成日時:2022年11月8日 13時

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