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*story 82* ページ42

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目の前には微笑む(とてもブラックコーヒー)彼のイケメンなお顔が広がっている。けど、近い。近いよ、透さん。

例え今ここにJKが居ないとしても、この距離を誰かに見られでもしたらすぐ拡散され私の平穏は無くなる(物理)。

離れて……とほとんど隙間のない私と透さんの間に手を差し込み、できる限りの力で透さんの胸板を押す。
え……何これ、ビクともしない!?

人よりか力は強いほうだと心得ておりましたゆえ、少しぐらい逃げる空間が出来ると思っていたのに何この人、ゴリラ!?どこかの野生のゴリラかしら!?

慌てる私に対して透さんは笑顔のままだ。必死に押し返せば押し返すほど降谷さんは私の背中にある手に力を入れる。
ちょっ…近い。


「沖矢昴とはどういう関係で?」
「っ……コナン君達に誘われたキャンプで会っただけですよっ」
「それにしては距離が近かったような気がしますが?」


今の貴方と私の距離よりかは遠いです!透さんよ!


「別に何もないですってばっ……」
「何も無い相手とあんなに仲良さそうに話をするんですね、貴女は」


そう言って透さんは空いている手で私の唇に触れる。
思わずビクリと反応する私の体。それに少しは気を良くしたのかクスクスと楽しそうに笑う目の前の男。


「……仮にも、貴方は私の恋人でしょう?」


その言葉に逸らしていた視線を一瞬でも戻してしまったのが悪かった。
パチッと合わさる視線。すぅ…と青い瞳の奥には黒い何かが秘められていて、でも確かにそこには私の間抜けな顔が写っていた。


「ぁ……」


吸い込まれるようにその綺麗な瞳を見詰めていたら、近づいてくる透さんの顔に抵抗できるわけもなく…柔らかいものが押し付けられる。
するりと唇の間を舐められると自然と口が開いてしまい、それを待っていたかのように舌が差し込まれる。

んっ…とそのぬるりとしたものに反応して声を上げると、呆気なくそれは離れていった。


「っ……はぁっ………」
「これに懲りて、あの男とは距離を置いてくださいね」


息をつく私を気に目せず、何事も無かったかのようにそう笑って仕事に戻る透さん。
あ……のね……。


「……イケメンだからって、何してもいいわけじゃないだろーが!!!」



この日、ポアロで働く野生のゴリラの顔に清々しいほど綺麗な右ストレートを打ち込んだ女は、「思わず出たものは仕方ない」などと供述しており、
まあ公共の場でしたゴリラも悪いので仕方が無いことだと思いました。あれ、作文?

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てる(プロフ) - 華緒〜KAO〜さん» わわ!ごめんない!書き直します!ありがとうございます! (2018年5月22日 0時) (レス) id: 1a0e49df6a (このIDを非表示/違反報告)
華緒〜KAO〜(プロフ) - 途中から蓮華 が蓮香 になってて 名前変換がされなくなっちゃってます(><) めちゃくちゃ面白くてドキドキして面白いので応援してます! (2018年5月22日 0時) (レス) id: d5aee746e1 (このIDを非表示/違反報告)
てる(プロフ) - 奈楠さん» ありがとうございます!!悪役の中でジンニキは神ですw頑張ります! (2018年5月18日 12時) (レス) id: 1a0e49df6a (このIDを非表示/違反報告)
奈楠(プロフ) - 凄く面白いです!!!ジンニキイケメンかよぉぉぉぉ!!更新頑張ってください!応援しています!! (2018年5月17日 21時) (レス) id: f44adf4250 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てる | 作成日時:2018年5月14日 21時

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