＊story 81＊ ページ41
*
ほんっっっと、あの男！！
私の怒りは先程「ではまたの機会に」と笑いかけながらポアロをあとにした沖矢昴___いや、赤井秀一に一直線に向いていた。
あの男は分かってない。私が組織の人間であることも、ジンがいつどこで私に目を光らせているかも。
その正体がバレてしまったらあの人の手がまた汚れる……というか、ジンが目を輝かせながら赤井秀一を殺そうとすることが容易に想像できる。
なのに！またの機会だぁ？こちとら一生関わりたく無いわよ！あんたみたいないい男！じゃなくて、死んだフリ男！！
ハァハァ。と脳内で取り敢えず言いたいことを全て吐き出し、一旦深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。
もう帰ったんだ。ここまで私が必死になってあいつの事を考える必要は無い。
「蓮華さん、とりあえずこれを飲んで」
必死に落ち着かせようとする私の前にカランと音を立てて出てきたのは透さんの入れてくれたアイスティー。
「ありがとうございます」と、渋々それを受け取ってゴクリ。と一口。
「……わ、いい香りする」
「ピーチティーですからね、甘くていい香りでしょう？」
そう言ってパチリとウインクをする透さん。未だに貴方が三十手前なのが信じられません…。
けれどスッキリとした味わいにフワリと嗅覚を掠める甘い香り。
確かに荒れていた心は一瞬で落ち着いた。
やっぱりいいね〜透さんは。どっかの誰かさんと大違いで優しくて気配りができるいい男だし……
「それで、貴女は沖矢昴とどういう関係なんですか？」
誰だ、優しいとか言ったやつ。
そう私の顔にグイッと自分の顔を寄せてきた透さんの笑顔は、
これでもかと言うほどブラックでした。
怖い、誰か助けて。
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てる(プロフ) - 華緒〜KAO〜さん» わわ！ごめんない！書き直します！ありがとうございます！ (2018年5月22日 0時) (
レス) id: 1a0e49df6a (このIDを非表示/違反報告)
華緒〜KAO〜(プロフ) - 途中から蓮華 が蓮香 になってて 名前変換がされなくなっちゃってます(><) めちゃくちゃ面白くてドキドキして面白いので応援してます！ (2018年5月22日 0時) (レス) id: d5aee746e1 (このIDを非表示/違反報告)
てる(プロフ) - 奈楠さん» ありがとうございます！！悪役の中でジンニキは神ですw頑張ります！ (2018年5月18日 12時) (レス) id: 1a0e49df6a (このIDを非表示/違反報告)
奈楠(プロフ) - 凄く面白いです！！！ジンニキイケメンかよぉぉぉぉ！！更新頑張ってください！応援しています！！ (2018年5月17日 21時) (レス) id: f44adf4250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てる | 作成日時：2018年5月14日 21時
