検索窓
今日:19 hit、昨日:0 hit、合計:58,575 hit

*story 65* ページ25

*





あの昴さんとやらのことがどこか気になりつつもあったけれど、

キャンプ場に着き、バーベキューを始めたときにはもうそれは頭の片隅に追いやられていた。






「あっ!元太くんっ…それ歩美のぶん!」

「え?焼けていたからもう食っちまっていいかと思った」

「ダメだよ、蓮華お姉さんにせっかく焼いてもらったのに〜」

「歩美ちゃん、こっち焼けたから食べていいよ〜」

「え!ほんと!?ありがとう、蓮華お姉さん!」

「いえいえ」



この通り天使に囲まれて、ただいま私が居る場所は天国なのかと錯覚してしまいそうです。



トングを片手に何故か焼く係に任命されてしまったわけでありますが、

博士と昴さんはすこし離れた所でカレーの準備をしているらしいから……まぁ、消去法で火を使うとなったら私しかいない訳で。



「蓮華さん、何か手伝いますよ!」

「ん?大丈夫だよ。光彦くんも沢山食べな〜」



わいわいと肉を取り合う歩美ちゃんと元太くんも可愛いもんだが、
こうやって健気に私に気を使ってくれる光彦くんも優男で涙が出そうになる。

あぁ、幸せ。




でも気になることが1つ。

さっきからコナン君の姿が見えない。

せっかく焼いた肉が冷めてしまうのに、コナン君はまだ完成していないカレーに惹かれるのか、
3人とは離れて博士達の所にいるっぽい。


いいのかなぁ…。


少し気にはなるものの火を使っている手前、ここから離れる訳にもいかず、
どうしようもないのだが………



と、考えながら博士達の居る方を見つめていると、一瞬昴さんがこっちに視線を向けた。




「っ……」



何がある訳でも無いのに、慌てて視線を逸らしてしまう。
……最初のあの目付きを思い出してしまって、少し昴さんと関わるのが気まずい。















そう……思っていたのに。


















「蓮華さん、疲れたでしょう?少しテントの方で休みませんか?」






何故、こちらへ来るんですか?



昴さん。

*story 66*→←*story 64*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
297人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

てる(プロフ) - 華緒〜KAO〜さん» わわ!ごめんない!書き直します!ありがとうございます! (2018年5月22日 0時) (レス) id: 1a0e49df6a (このIDを非表示/違反報告)
華緒〜KAO〜(プロフ) - 途中から蓮華 が蓮香 になってて 名前変換がされなくなっちゃってます(><) めちゃくちゃ面白くてドキドキして面白いので応援してます! (2018年5月22日 0時) (レス) id: d5aee746e1 (このIDを非表示/違反報告)
てる(プロフ) - 奈楠さん» ありがとうございます!!悪役の中でジンニキは神ですw頑張ります! (2018年5月18日 12時) (レス) id: 1a0e49df6a (このIDを非表示/違反報告)
奈楠(プロフ) - 凄く面白いです!!!ジンニキイケメンかよぉぉぉぉ!!更新頑張ってください!応援しています!! (2018年5月17日 21時) (レス) id: f44adf4250 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:てる | 作成日時:2018年5月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。