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*story 56* ※エロ注意 ページ16

*




ベットの上に乗ってきた男は、私の着ていた服を強引に裂いた。
中に着ていた下着と素肌が露になる。


「思った通り、綺麗な肌をしているね」


そう言いながら男は私の胸を形をなぞる様に撫でた。


「っ………」


吐き気がするほど気持ちが悪いはずなのに、私の身体は薬のせいでその刺激に喜んでしまう。

その反応に気を良くした男は楽しそうに笑った。


「ハハッ。そんなに睨んでも身体は正直だな。ほら、嬉しそうに善がっている」

「……ん…なわっ、け…」



望まない刺激に耐えながら、男を睨んで、その顔にぺっ…と唾を吐く。



「っ……!卑しい女が!この私に逆らえると思うなよ」

それに驚いた男は、怒りを露わにして思いっきり私の頬を殴った。

そして、男は私の下着をちぎって胸を乱暴に触る。
その刺激は痛いはずなのにそれさえも受け入れる自分の身体が気持ち悪かった。

生理的に涙が流れそうになるのを必死にこらえる。


こんなジジイに……好き勝手にされて、涙まで見せるなんて、私のプライドが泣く。


けれどそんな考えとは裏腹に、身体はどんどん熱を帯びていった。






「何だ、もう下も濡れてるのか」

「っ…………」



そう言って男は私の太ももの方へと手を伸ばした。

そこだけはっ…と必死に体をよじって抵抗する。

けれど薬を盛られ手を拘束された状態では、その抵抗は無いに等しい。


もうだめっ……誰か。


「…っ、や……めっ………」

「今更泣いて助けを乞いても、無駄だよ」



ニヤついた気持ち悪い男の手がそこへと触れそうになった時。







バンッ!!!!と部屋に大きな物音が響いた。



「何だっ!?」


男が慌てたように後ろを振り向く。








と、そこには………









「よぅ……散々、やってくれたようだなぁ」








あぁ……私が困った時にはいつも貴方は助けに来てくれた。




私が泣いている時には何も言わずに隣にいてくれた。




私はだから、貴方を幸せにしたいと思うんだ………。



















「………ジ、ン…」








助けに来てくれて、ありがとう……。

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てる(プロフ) - 華緒〜KAO〜さん» わわ!ごめんない!書き直します!ありがとうございます! (2018年5月22日 0時) (レス) id: 1a0e49df6a (このIDを非表示/違反報告)
華緒〜KAO〜(プロフ) - 途中から蓮華 が蓮香 になってて 名前変換がされなくなっちゃってます(><) めちゃくちゃ面白くてドキドキして面白いので応援してます! (2018年5月22日 0時) (レス) id: d5aee746e1 (このIDを非表示/違反報告)
てる(プロフ) - 奈楠さん» ありがとうございます!!悪役の中でジンニキは神ですw頑張ります! (2018年5月18日 12時) (レス) id: 1a0e49df6a (このIDを非表示/違反報告)
奈楠(プロフ) - 凄く面白いです!!!ジンニキイケメンかよぉぉぉぉ!!更新頑張ってください!応援しています!! (2018年5月17日 21時) (レス) id: f44adf4250 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てる | 作成日時:2018年5月14日 21時

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