『ヒーローの道とは』3 ページ13
『あっ』
ウインクしてる間に黒霧さんと荼毘さんがダウンさせられちゃったよ。
どうしたもんかなぁ。
さっき弔くんが脳無呼んでたのに1人も来ないし。
あれ、脳無って一人、二人って数えるんだっけ？一匹、二匹とかなのかな？
そんなことを考えていると、……誰かは知らないが、じぃちゃんが弔くん達に説教垂れてる。
弔くんよく耐えてるね。あっ、縛られてるからか。
「お前が！嫌いだ！！！」
弔くんが叫ぶと、ごぽっ、と音がして、黒霧さんの近くから脳無がいっぱい出てきた。
そしてその脳無が出てきた先の黒い液体が私達にも襲ってくる。
「はっ？！」
あれ？かっちゃんもじゃん。
何？なんでこれこうなってんの？
そんなこんなを思っていると、口の中にまで黒い液体が入ってくる。
『ぐ、ぼあ、まっず！くっさ！』
本当はもっと言いたいことが沢山あったけど、黒い液体のせいで何も言えなかった。くそう。
少し不思議な浮遊感のする中、視界の端には、かっちゃんの元へ向かうオールマイト。
「私も連れていけ……！」
多分、無理だ。
直感的にそう思って、もうそこには興味をなくす。そして目線を元に戻すと、目の前に迫るエッジショット。
「柳内！何故！！」
ヒーローは、どうしてヴィランになった人を救おうとするのだろう。
馬鹿だな、と心の中で一瞥し、エッジショットを哀れんだ。
そんなことをしているから、こんなクソみたいな社会が出来上がるんだ。
全ては、ステインの教示のままに。
ヒーローの在り方なんてもう知りたくもないし、何故ヒーローを志すのかなんてもう忘れた。
だけど、裏切った職場体験生に対してもこんな顔を出来るヒーロー、エッジショットは、粛清対象じゃないな、と思った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 302人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葡萄ゆづゆ(プロフ) - ルカさん» うわあ気づかなくてすみません遅くなりましたお返事！弔くんですねー！！研磨くんです！正解！！！ハイキュー良いですよね……楽しい。これからもどうぞよろしくお願いします！！！ (2019年3月11日 22時) (
レス) id: 558c917974 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 面白しです 応援してます！ オチは弔くんで！ あと聞いていいのかわからないのですが主人公の髪色の元ってハイキューのこずめけんま君ですか？違うならすみません！ 更新楽しみにしてます！ (2018年8月23日 16時) (レス) id: 22107968d9 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄ゆづゆ(プロフ) - 璃奈(R.K)さん» ありがとうございます！了解です！続編も宜しくお願いします！！ (2018年8月1日 0時) (レス) id: 97c9d8dadd (このIDを非表示/違反報告)
璃奈(R.K)(プロフ) - 死柄木弔落ちで！これからも頑張ってください！ (2018年7月29日 23時) (レス) id: 1452bc51e6 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄ゆづゆ(プロフ) - 湯ノ沢 真凛さん» 了解です！ありがとうございます！オチアンケートのリンクを続編で貼ってあるので、そちらも出来ればお願いします！ (2018年5月28日 23時) (レス) id: 97c9d8dadd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
