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1話 ページ3

私は小学校の頃、暗くて、地味で、いじめられていた。

勉強も運動もダメ。家も貧乏だし根暗だし、おまけに冗談でも可愛いとは言えない顔だったから、いじめの標的にもなりやすい。

この性格のおかげで、ずっといじめられていた。

物を隠されたりなんてしょっちゅうだった。

いつか、いつかは変われる。

ずっと、そう思ってたのに……




中学になっても何も変わらなかった。

小学校でいじめていた主犯と中学が一緒だった。

そのいじめは、先生までにも広がった。

授業中、故意に当てられたり、答えられなかったら、空き教室で暴力を振るわれた。

先生も、クラスメイトも。いや、同学年全員が敵だった。

助けてくれる人なんていない。
ずっと孤独のまま、小学校、中学生生活が進んでいった。

でも、きっといつかは変われるって期待していた。

だから必死で勉強して、奨学金でいい高校に行って、変わってやろうと思っていた。

年を誤魔化し、バイトをしてお金を貯めた。

勉強だって手を抜かなかった。

でも、いつも変わらないのは家の中だった。

酒瓶やゴミ袋が部屋のあちこちに置いてあり、いわゆるゴミ屋敷だった。

足の踏み場もないような部屋のど真ん中で、働きもしない父が酒に酔って寝ている。

その光景だけは、私が努力をしようが、何をしようが、変わらなかった。

父は、昔は真面目に働いていたらしい。

でも、当時勤めていた会社が倒産してから、酒に溺れるようになった。

酒に酔うと、私や母に暴力を振るった。

学校でも、家でも暴力を振るわれた。

その後、父は酔っ払って寝てしまう。

そのせいで、母が朝から晩まで働きづめになった。

稼げても20万くらいだったおかげで家計は火の車だった。

そして遂に、暴力によるストレスと仕事の疲労で、母は鬱状態に陥り、自 殺してしまった。

だから私は、お昼ご飯はないし、家の電気やガスは止められている。

辛かったけど、奨学金があれば、どこの高校へだっていける。それまでは耐えるんだ。そう思っていた。

まず帰ってから、部屋の片付けをひと通りして、ゴミ出し。それからバイト。5時間働いた。

何とかご飯は食べられた。職場ならまかないが出るから、学校や、家なんかより、ずっと良かった。

10時まで働いたら、家に帰って勉強。毎日ほとんど徹夜で勉強した。

その努力のかいがあったのか、私は、県内で一番の偏差値を誇る、県立堺高校に入学することが出来た。

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ちぇりーたぴおか(プロフ) - tukiさん» コメントありがとうございます!更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年9月29日 21時) (レス) id: 27c2ec1b54 (このIDを非表示/違反報告)
tuki - 私を昔いじめられていたことがあるのでなんか主人公にあこがれました。更新がんばってください。 (2018年9月29日 15時) (レス) id: b5e1612a7d (このIDを非表示/違反報告)
ちぇりーたぴおか(プロフ) - タピオカ豆腐さん、ありがとうございます!これからも更新頑張ります! ちぇりーたぴおか (2018年2月6日 21時) (レス) id: 27c2ec1b54 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ豆腐 - これからどんな展開になるのかなと毎日楽しみに待つほど面白いです。体調に気を付けてこれからも頑張って下さい! (2018年2月5日 22時) (レス) id: 61f95cd2db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葡萄ゆづゆ、ちぇりーたぴおか x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mariarosem1/  
作成日時:2017年12月2日 16時

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