裏切りの演技に失敗した悪女は、暗殺教室とおそ松さんと天才に復讐されるそうです【完結済】

出席番号16 ページ18

募集に応えてくださり、ありがとうございます！

結果、精神攻撃パターンでいきます！


裏切りは初めてなのでお見苦しい点あるかと思いますが、生暖かい目で見ていただけたら光栄です！

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メイside

がらがらっ、と立て付けの悪いドアを開ける。



昨日は散々だった。



でも、今日学校に来なかったら逃げたって事になる。



それだけは私のプライドが許さなかった。



誰かと目が合うのが嫌だから、いつもより早めに登校して、音楽でも流しながら本でも読んでシャットアウトしようと思ったんだけど……



やっぱり私は甘かった。クラスにはもうほとんどの生徒が登校していたの。



『……ぉ、はょ』



小さく声を出す。



勿論、返事をする人はいない。来ていないのはイトナ君と、松野兄弟……



わざわざこんな奴のために皆早起きなんてして、ご愁傷様。



私、そんなに弱くないから。



暴力なんてその場で耐えればいい話。



陰口なんて言わせておけばいいのよ。

だってそいつは面と向かって言えない私より弱い奴、って事だから。



竹林君の横を通って、自分の席に座ろうとすると、ボソッと囁かれた。



「葉月さん、君、頭良いのに何でここに落ちてきたんだろうね。

遊びを覚えて熱中なんて、君ならしないはずなのに。

A組に勧誘されても断ったんだろ？

ちやほやされるのが好きだからだろ？違うかい？」



ずっ、と心臓をつかれた気がした。


A組に入ったらB組で築いた地位や権力がなくなるから、私は辞めた。


そう。ちやほやされるのがすきだから。


A組に勧誘されて破棄したのなんか知ってるのは浅野君……あいつね。



そういう事。



物理攻撃なんて効かないのはわかってるって訳？



今のでライフポイントはいくつ減ったのかしら……。



せいぜい耐えてやるわよ、A。

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