蛇柱と風柱めっちゃ焦るらしいよ ページ14
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「ウグッ…ヒグッ……グスン…グス…」
伊「不死川…。」
不「なんだァ伊黒…。」
伊「どうしてくれる、この状態。」
不「知るかっ!俺だってこんな泣くとは思ってなかったんだからな」
目の前の鬼はかれこれ30分程泣き続けている。
声をかけようが聞こえてないようで。
伊「ここまで女を泣かせるとは…」
不「いや、女っつーか鬼だろォ。」
伊「とにかくこいつをさっさと泣き止ませろ。
このままだと本当に日に当たって死ぬぞ」
不「ンなこと言ったってなァ…。」
伊「どうした不死川。女の扱いを知らないのか。
まさか21にもなって童て((」
不「違ぇわ!!!つーか散々斬っちまった俺が
あやした所で意味ねェだろォ。」
___確かに。
伊「……」
不「おい、どこ行くんだァ」
伊「胡蝶の所だ。」
不「アイツ今日は居ねぇぞ」
伊「なら、宇髄の所だ。」
不「名案だな」
ヒョイっと木から解いた鬼を背負う。軽い。
まるで持っていないかのような軽さだった。
不「なァ」
伊「なんだ。」
不「テメェは鬼が嫌いなハズだろ、なんでそいつに構うんだよ」
伊「お館様が認めたからだ」
不「竈門炭治郎と竈門禰豆子の時はそんなあっさり認めなかったじゃねぇか。」
伊「……不死が((」
___っ!?なんだこの凄まじい殺気は。
不死川も気づいたようで刀を抜き構えていた。
不「後ろは任せろ。駆け足で行くぞ」
伊「嗚呼」
「…………ま。」
走り出したその時、背中の鬼が口を動かした。
「教祖…さま……」
不「テメェまさか、仲間を呼んだのかァ?」
不死川はがしりと鬼の頭を掴んで譲った。
鬼の目は昨日とはうってかわって泥水のように濁っていた。
?「あーあー、うちのお姫様虐めるのはよしてくれないかい?」
伊「っ!」
痛いほどの殺気を出しながら、気持ちの悪い笑みを張りつけた背の高い鬼が姿を現した。
呼吸をする度に肺が凍るような…。
不「上弦!!」
?「やぁやぁ、突然で申し訳ないんだが
うちのお姫様返してくれるかい?
それはそれはあのお方もお怒りでさぁ。
ねぇAちゃん、そんなにあの少年が大事かい?」
背中でぴくりと鬼が動いた。
図星だったのだろう。
「…うん…だからまだ、戻れない…」
?「そっかぁ。ならそんなこと直ぐに忘れてしまおうね」
目の前の鬼が小瓶を取り出した。
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ロゼ(プロフ) - あら、お友達と鬼滅の刃ごっこ!楽しそうですね!私もやりたいです!by友達はネットにしかいない人 (2020年3月6日 17時) (レス) id: a5d276ecd2 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇにっと(プロフ) - チョコレートさん» チョコレートさん、あけましておめでとうございます!!少しお待ちくださいねー(*´ ∨`) (2020年1月3日 13時) (レス) id: c7608c62ab (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - あけましておめでとうございます!今年も宜しくお願い致します!続きめっちゃ気になります (2020年1月2日 23時) (レス) id: dcdae6c8af (このIDを非表示/違反報告)
かふぇにっと(プロフ) - あやはさん» あけおめでございます! 読んで頂きありがとうございます! (2020年1月2日 20時) (レス) id: c7608c62ab (このIDを非表示/違反報告)
あやは(プロフ) - あけましておめでとうございます!!あらら…これからどうなるんでしょうか…気になりすぎます! (2020年1月1日 0時) (レス) id: 6eaa72729c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翔月 | 作成日時:2019年12月5日 0時