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いやぁ、今日も1日楽しかったなぁ。
お風呂に浸かりながら今日あったことを思い出す。
恋雪さん可愛かったなぁ。彼氏さんも美形だったし、
あそこは末永く幸せになって欲しいなぁ。
「……会ったこと…あるのかなぁ……?
小さい頃とか記憶無いからなぁ。」
お風呂から上がり、髪を乾かす。
鏡にはいつもの私が映ってる。
ニコッと笑ってみたり、ムッと怒ってみたり、
鏡があるとついやっちゃうんだよね。
ぶりっ子じゃないよ((
左「Aさん、ご飯の準備出来ましたよー」
「はーい!」
バタバタとリビングへと急ぐ。
定位置に座ると朝はいなかったミーくんが膝の上に乗ってきた。ミーくんは私が飼ってるロシアンブルーの猫ちゃん。お利口さんで可愛いんだよ。
「ミーくん、朝はどこ行ってたのー?」
ミ「ニャー」
「そっかー、お向かいのお爺さんの所かー。」
右「なんで分かるのぉ…?猫語って難しくない?」
「お線香の匂いがするから!」
右「なるほどぉ…、名探偵だねAチャンは」
「えへへ。あ、そういえば雑貨屋のおじさんに
気に入ったモノがあったから取り置きしてもらってるの忘れてた。明日取りに行こうっと。」
左「何を取り置きしてもらったんですか?」
「お茶碗!模様が綺麗でね、凄く欲しかったんだ。
左京さん達のも取り置いてもらってるよ!」
右「へぇ、早くみたいなぁ。」
「明日必ず持って帰ってきますー!」
テレビをつけるとニュースがやっていた。
青い彼岸花っていう研究用の花を枯らしちゃったらしい。失敗は誰にでもあるのに批判の嵐。
右「わー、この子すごーく可愛いのに男の人なんだ」
左「こら右京、野菜も食べてください。」
右「えぇー…、Aチャンあげるよ」
「要らんわ」
…
寝る前にスマホでチュイッターを見ていた。
顔も見えない人達が研究員の嘴平さんに対して数々の暴言を吐いていた。
「酷いなぁ、なんでこんな血も涙もないようなこと平気で言えるんだろう。まるで鬼みたい………」
___あれ、鬼…?
なんだろ、なんでか突っかかるな。
「…ねぇ、ミーくん鬼って怖いよね」
ミ「ニャー」
「角が生えてて、金棒を持ってて……舌を引っこ抜くんだよね。…あれ、それは閻魔か。」
ミ「ニャニャ」
「よし、寝よっか。布団の中来る??」
ミ「ニャオン」
「おやすみ、ミーくん」
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ふゆねこ(プロフ) - 今更ながら全て読ませて頂きました!!とっても面白くて大好きです!!!最後の方ずっと泣きっぱなしでした笑 素敵な作品に出会えてとても嬉しいです!! (8月14日 14時) (レス) id: 8e85720291 (このIDを非表示/違反報告)
あいみ(プロフ) - 一から全部見させて頂きました!!!何かもう、最高すぎて、途中鳥肌たったり。最後もう感動しすぎて、号泣しましたよ。最ッッッ高です!ほかの作品も更新頑張ってください! (2022年6月13日 13時) (レス) @page30 id: 2cf40cafe5 (このIDを非表示/違反報告)
指切り(物理) - 素敵な作品をありがとうございましたァァァァァァ! (2022年4月29日 19時) (レス) @page30 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
桃の缶詰 - 面白すぎて1日で読み終えてしまいました!!すごい感動しました。この作品の設定とても好きなので、番外編とか書いて下さると嬉しいです。お忙しいと思うので、書きたくなったらお願いします!!ずっと待ってます!!! (2022年2月25日 21時) (レス) id: d0d8222ebf (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん(プロフ) - 全部読み通しました!めっちゃ感動しました!ありがとうございます😭 (2022年1月2日 15時) (レス) @page30 id: 383abb7ef4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翔月 | 作成日時:2020年10月9日 16時