上弦の上の階級、無弦があるってま？ 陸

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「あ、やばい英語の予習やるの忘れた…」



妓「貸さねぇぞぉ。」



「そこをなんとか！」



妓「駄目だ、俺は昨日ちゃんとやったんだ」



「お願いします、神さま仏さま妓夫太郎さま！」



妓「…………購買のアイスメロンパン2個で手を打ってもいいぜ」



「え''。アイスメロンパン…って一限終わったあとの10分休みで売り切れるやつじゃん！無理ゲーだよ！」



妓「なら、今日の英語の時間立ってるんだなぁ」



「…うー…、わかったよ！買うよ！」



妓「はぁぁ、次は忘れんなよ？」



「ありがとうー！優しいねぇ、妓夫太郎くんは！」



妓「……ふん」




「あれ、照れてる？照れてる？」




妓「うるっせぇ、照れてねぇよ。」




「えー、でも耳赤いよ？」



妓「貸さねぇぞ？」



「ごめんなさい」




いつものようにアホなやり取りをしながら歩いていると、信号待ちのところで友人の姿を見つけた。





「燈子ー！おっはよー！」



妓「はよー。」



燈「あ！A、妓夫太郎おはよ！！先月号の雑誌買ったよ！表紙だったじゃん！」



「えへへ、買ってくれたんだ！嬉しい」



善「こここここ、小村Aちゃん！！」




燈「あんた…先輩にちゃん付けは無いでしょ」




善「すすすすみません！！A先輩！
え、姉ちゃんと友達なの…？」



「うん！燈子とは同じクラスなんだよ！
君が弟の善照くんだね！よろしくー！」




善「あああああああ、もうこの右手一生洗わない！」



妓「いや、洗えよ…」



「いやぁ、後輩って可愛いね」



燈「可愛いの部類にこいつを入れられるAがすごいわ」



カ「A先輩、おはようございます」



「カナタくんおはよ！あれ？炭彦くんはまた遅刻ギリギリ？」



カ「はい。起こしても起きなかったんで多分。
今日こそは遅刻だと思います。」




「あの子、7件くらい通報されてるって聞くけど大丈夫なのかな」



妓「通学するだけで7件も通報はいるってどんな登校の仕方してんだぁ…」






全くもってそれなでございます。
そんなこんなで学校につき、善照くんとカナタくんとはバイバイ。私は席に着くなり急いで妓夫太郎くんから借りたノートを写す。





これが私の日常。









…









ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ……







「終わったーー！よし、梅ちゃんとデートだァァ！」



？「はい残念。お前は今日日直だから先生とプリントを運ばなければなりませーん。」



「なぬ」

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