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「魘夢くん、ご飯を食べましょう。」
お弁当を持ったその子はわざわざ毎日
昼休みになると俺のクラスまで来る。
この子が来るのは大体、自慢か、昼飯。暇なの?
「聞いてください。」
パカッとお弁当箱を開けながら口を開いた。
「今日、告白をされました。
おそらく君よりは私の方がモテます。」
その言葉にピタリと手が止まった。
告白?サラッと人に言えることじゃなくない?
え、結果とかは?なんて返事したの?
「魘夢くん?どうかしましたか?」
魘「いや…別に何ともないよ。
…俺だっていつかは告白くらいされるからね。」
「そうですね、きっと明日にはされますよ。
予言しときます。」
満足そうにお弁当を頬張る隣の子に
例えようのない感情を抱きつつ俺も購買で買ったパンをひと口齧った。
……しまった、ブルーベリージャムだ…。
イチゴジャムの方と間違えた。
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ルナ(プロフ) - 初コメ失礼します。素敵でした‥‥ (2020年10月29日 1時) (レス) id: ceb9a8276d (このIDを非表示/違反報告)
nerine(プロフ) - 初コメ失礼します。とても楽しく読ませてもらいました!面白かったです!! (2020年4月22日 21時) (レス) id: b9ed9857b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翔月 | 作成日時:2020年4月9日 17時